今日は、葉山に新築中の家で、完了検査の立会いでした。

おかげ様で無事、検査を終え、

いよいよお引渡しが近づいてきました。

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今回は、久しぶりに畳のお部屋があります。

今日、検査の少し前に敷き込みが完了しましたので、

イグサの香りがいっぱいに広がっていて、

ついつい畳室へと引き寄せられてしまいました。

最近では、バリアフリー仕様で、

写真のように薄畳を使用するコトが多くなっています。

 *本畳:床の部分を全て稲藁で作っている畳

 *薄畳:床の部分を稲藁などではない素材を使用して

   厚みを薄くした畳

ご要望によって、本畳の敷き込みをすることもありますが、

積極的には、お勧めしていません。

それは、自分がカビにたいへん敏感に反応してしまう体質の為、

日常的に使用する部屋以外の畳は、

カビが生えやすいという心配ゴトがあるためです。

本畳は踏んだときの感触がとても良く、

ゴロゴロするのに最適ですから、

設置場所を考えながら、ご提案をしていきたいと思っています。

今日は、鎌倉で新築中の現場へ図面を届けながら、

進捗状況の確認をして来ました。

近隣に借りている駐車場に車を止め、

車から降りると、かなりの騒音が聞こえてきます。

何かと考えながら、現場へ到着してみますと、

外壁の下地のラス網を貼っている音でした。

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今回の外壁仕上材は、左官塗り仕上の「そとん壁」です。

この辺りとしては、近年稀に見る寒い冬の為、

湿式の塗り壁の場合、

水分が乾く前に凍ってしまう恐れがあります。

そのため、これまで塗ることが出来ずにいました。

少し寒さが緩んできたようですので、気温の様子を見ながら、

工程を調整し、塗って行かなければなりません。

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内部は、断熱材が入り、階段の形が出来上がっていました。

オビスギの階段材がほぼ無節のきれいな物でしたので、

とてもきれいに見えます。

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裏側から見てもきれいです。

工期も半ばを過ぎ、お尻が見えてきましたので、

ピッチを上げてもらえるように、段取りをしたいと思います。

昨日は、とんだハプニングに遭ってしまいましたが、

鎌倉に建築中の新築現場へも進捗状況の確認に行ってきました。

2Fの床は既に張り終わっていました。

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今回は、スギの30mmの厚板を張っています。

まだ、薄っすらと赤みがあってやさしい色をしています。

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1Fから見上げると、こんな感じです。

材料の段階で見たときよりも、グッと良く見えるから不思議です。

そして、1Fの床も張り始まっていました。

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1Fは、から松ですので、やや黄色味があります。

スギに比べると油分を多く含んでいますので、1~2年もすると

飴色に変化が始まります。

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下処理として、桐の油を塗り、積み置いたものを張っています。

足元が出来上がって来ましたので、空間が明確になってきました。