今日から11月、今年のカレンダーも残すところあと2枚となり、

いよいよ追い込みの季節になってきました。

昔ほどではなくなったとはいえ、

今でも年末は、一年の大きな区切りとなりますので、

この時期「年内に工事を・・」とのご要望が多くなります。

そのため、職人の確保が難しく、日程の調整に苦労しています。

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こちらの葉山の現場は、次の大きな区切りである

期末(3月末)完成を目指しての工事です。

そして、今日からは基礎工事が始まりました。

今回の建物は平面が四角形です。

そのため、遣り方を出した際には、

四角形の対角線の長さが同寸であるかを測定することで

歪みがないことを確認できます。

今日は、1ミリの狂いなく、ピッタリ合っていました。

基礎やさんも初めてのことだと言っていました。

遣り方が出来ましたら、根伐りをして、砕石を敷いていきます。

敷き終えましたら、砕石をランマーで転圧して敷き固めます。

*根伐りとは、基礎を造るために地面を30センチ以上掘ること。

*砕石とは、山からとれる岩盤を崩した石のこと。

昨日から葉山で一戸建ての新築工事が始まりました。

初日の昨日は、仮囲いと仮設便所の設置をしました。

少し前までは、戸建て住宅の工事現場では、

上棟に合わせて、仮設足場を建て、そこにシートを張ることで

埃などが飛散しないようにして、工事を行っていたのですが、

昨今では、近隣の方々の目が大変厳しくなってきておりまして、

基礎工事などで土を掘返す際にも土埃が飛散しないように、

土地を取り囲むように仮囲いなどをするようになってきています。

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そして、昨日は地縄張も行いました。

一般的には、まず遣り方を出すのですが、

(*お時間がございましたら、松匠創美のメルマガの

家づくりのことばも合わせて読んでみて下さい。)

今回のように、現況地盤に砂を注入するような

地盤補強の工事などを行う場合には、

土圧によって遣り方を動かしてしまう恐れがありますので、

遣り方は、地盤補強が終わってから出すことにしました。

それでも、地盤補強を行うにあたりましては、

建物の配置が正確に出ていないと、

補強箇所がずれてしまう恐れがありますので、

地面に正確な建物の位置を出します。

このことを地縄を張ると言います。

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さて、本日は朝から地盤補強工事です。

近隣の方々には、騒音でたいへんご迷惑をおかけいたしました。

お陰様で、無事完了することができました。

ありがとうございます。

今年の3月に完成をした家で、

建具などに調子が悪いところがあるとの知らせを受けて、

今月の頭にその具合を確認に行ってきました。

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高温多湿の夏の期間に

木がすっかりと水分を含み膨らんでしまったため

木製の窓や無垢のパネルを使用した室内建具など、

特に日常的に動かす部分の調子が悪くなっていました。

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室内建具は、建具を製作した建具職人さんに来てもらい、

扉を外し削って調整をしてもらいました。

そして今日、再度伺い、木製の窓のメンテナンスを行いました。

こちらも金物をずらしたり、油をさしたりして、調整をしました。

まだまだ、完全な状態ではありませんが、

無垢の木の家は、木にも四季を過ごさせて、

その様子を確認することも必要です。

これからの季節は、逆に非常に乾燥してきますので、

どの様に変化するのか、完成して1年後の来年の3月までは、

少しだけ木の動きに目を光らせていてくださいますよう、

よろしくお願い致します。