こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。
【1】 片付け好きの頭の中 「持ち物リスト」
【2】 家づくり雑記帖 「戦後日本住宅伝説-1」
【3】 家づくりのいろは 「窓廻り―横すべり出し窓―」
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【1】 片付け好きの頭の中 「持ち物リスト」
こんにちは、片付け好きの久保です。すっかり空が高くなった9月の始め、とんでもない寒がりの私は、急な寒さについ反応してしまいます。毎年この頃に、暖かい衣類を購入してしまうと言う、悪い癖があります。正に今年も8月末にも拘らず、10月の気候になり、ちょっと街へ出掛けた帰り道、カシミアのセーターを購入してしまいました。
その際、役に立ったものが持ち物リストです。暑い時には片付け好きとは言え、積極的に片付けたくはありません。そこで、そんな時は、持ち物リストの片づけをします。
リストを作成してからもう何年も経ちますので、今では季節ごとにリストを整理するだけで良くなりましたが、はじめは手持ちの衣類すべてを書き出すことから始めました。実際に書き出してみますと、思い出せないモノが多く存在し、尚且つ、自分の中で勝手に例外や特別枠を設けて除外しまっているモノがあることに驚かされます。そこで、すべての垣根を撤去し、リストに載せます。
次は、季節ごとや種類ごと、似たようなもの同士をまとめます。すると自分の持ち物の偏りが目で見て判ったり、多くの発見があります。現在所有している衣類は一人分でインナーも含め180着ほどです。このリストのおかげで、先シーズン何色のセーターがあるといいなぁと考えていたのか、思い出すことができます。
おかげ様で、ここ数年、ずっと欲しいと思っていた色のセーターを手にすることができました。衣替えが来る前に、こんな片づけはいかがでしょうか。
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【2】 家づくり雑記帖 「戦後日本住宅伝説-1 」
こんにちは、設計の田中です。
先日の日曜日、埼玉県立近代美術館で開催されていた「戦後日本住宅伝説-挑発する家・内省する家」展に行ってきました。その作品からは、当時の夢や理想、情熱が感じられました。ということで今日はこの展覧会について書いてみたいと思います。
今回展示があったのは、日本人建築家16名が1953年から1978年に建てた住宅です。図面、模型、写真や映像の構成になっていました。(図録はこちらhttp://bit.ly/1A1dWc9 )
1953年から1978年と言うと、日本は高度経済成長期から安定成長期に突入し第二次オイルショックくらいまでの期間で、急激な経済産業の発展の代償として公害問題が明るみになる頃です。
当時は、住宅を建てるのに建築家に設計を依頼する発想も、コンクリートや鉄で家を建てることも少ない時代です。また、欧米的なダイニングキッチンが公団住宅で取り入れ始め、個室の必要性も徐々に高まり始める頃でもあります。
そんな時代に、センセーショナルに建築されたのが、今回展示された住宅です。その幾つか紹介していきたいと思います。
終戦から8年が経った頃に完成したのが、後に都庁を設計した丹下健三の「住居 House」です。まるで社寺建築のようにも見えますが、近代建築の条件とも言われていた、ピロティ、連続窓、自由な平面といった要素を取り入れた丹下さんの自邸です。室内は柱の無い広々とした解放的な空間になっています。
同年に完成した増沢洵の「コアのあるH氏の住まい」では、ビル建築に用いられていた、設備水廻りを一箇所にまとめるコアと言う手法を取り入れた平屋建ての住宅です。こちらも内部には柱の無い空間構成になっていて、それを可能にした屋根は特殊な構造の木造でした。
翌年の1954年に完成した清家清の「私の家」は、平屋でありながら鉄筋コンクリート造で、玄関のないワンルーム形式の土足で出入りする家です。室内から庭に出るのに段差が抑えられて設計されています。鉄筋コンクリートや、欧米の生活スタイルなどを取り入れた住宅です。
3つとも住宅という小さな建築に、新しい要素を取り入れた挑戦的な部分が有るものの、外観では水平ラインが綺麗に見える日本の建築の美意識がまだまだ多分に感じられる住宅でした。
松匠創美では、進化しながらも街並みに馴染むそんな佇まいに憧れたりもします。
次回は、戦後10年経った頃の住宅を幾つか紹介したいと思います。
設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方」https://hayama-ie.jp/thinking
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【3】 家づくりのいろは 「窓廻り―横すべり出し窓― 」
こんにちは、千葉です。
子どもたちの夏休みもやっと終わり、ホッと一息というところです。これで、少しは家の中が片付くはずなのですが・・・あとは、私の頑張り次第ですね。
今日の「家づくりのいろは」は、横すべり出し窓について勉強したいと思います。以前「家づくりのことば」でもご紹介しているのですが、もう少し詳しく勉強してみたいと思います。
横すべり出し窓と聞くと、どんな窓を想像されるでしょうか?
すべり出し窓には縦すべり出しと、横すべり出しの2つのタイプがあります。初め私は、縦と横が逆に思っていました。
縦と横が何を指しているのかが理解できると区別できると思います。すべり出し窓とはガラス面が引き違い窓のように壁に平行にスライドするのではなく、外に向かって直角に開くものを言います。その軸が窓の上枠と平行にあるものを「横すべり出し窓」と言います。
窓の下側にあるハンドルを押し開けると、庇代わりとなるため、雨が室内に降り込むのを防ぎ、雨が降っていても通風を確保することができます。蒸し暑いときの雨だと大変便利です。
サッシの素材は、アルミやスチール、樹脂、木などがあるそうです。
ハンドルの操作方法としては、縦にすると解錠、横にすると施錠となる形が多いようです。サイズによりついていない場合もあるようなのですが、解錠ツマミというものがついていて、60°または90°の状態にロックされて外側のガラス面を掃除することができます。掃除が簡単にできることは大事な条件ですね。網戸は横引きロール網戸と呼ばれるものを、窓の内側に取り付ける場合が多いようです。
松匠創美では、この横すべり出し窓をお薦めしています。もちろん事務所兼ショールームにもありますので、ご興味のある方は是非見学にいらして下さい。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
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