今日はいよいよ関東地方、春一番が吹き荒れました。
「春が来た」と思うと、こころが浮きたちます。
さて、上野の文化会館でバレエを観るその前に、
春の陽気に誘われて少し早めに家を出て、
2012年に140周年を迎えた東京国立博物館へ足を運びました。
東京国立博物館の本館北側にあります庭園は
年に2回、春と秋に公開されます。
今はちょうど春の公開期間中でしたので、散策してみました。
あと少しで、10種類の桜が次々と咲き出し、花の園になるそうです。
まだ、花見にはちょっと早かったようです。
池の周囲には、5棟の茶室が移築されています。
写真の春草廬(しゅんそうろ)は入母屋の茅葺屋根が
美しい曲線を描いており、とても印象的なお茶室でした。
こちらは、九条館(くじょうかん)、もと京都御所内の九条邸に
建っていたものを昭和9年に寄贈され、移築したとのこと。
縁側の建具には、古い歪みのあるガラスが入っていて、
ガラス越しに差し込む光が、ほんわりと柔らかく感じられ、
縁側がとても心地よさそうでした。
写真に撮りたくて頑張ってみましたが、残念ながら無理でした。
庭園としては、少々物足りなさを感じなくもありませんでしたが、
これからの季節、桜を楽しむのに良さそうです。