今日は昨日に続き、日本民藝館の西館についてです。
駐車場の横、本館の真向かいに写真の長屋門があります。
施設案内には、「本館の向側に建つ西館は、
栃木県から移築した明治初期の長屋門(登録有形文化財)と、
柳の設計による母屋からなっています。1935年に完成、
柳が72歳で没するまでの生活の拠点としました。」
とあります。とても拝見したかったのですが、
残念ながら、西館は、公開日が限られておりまして、
この日は公開日に当たらず、拝見することは出来ませんでした。
ちなみに一昨年亡くなられたデザイナーの柳宗理さんは、
30年近く、三代目館長さんとして務められていたそうです。
古い日本家屋を見た時、決まって素敵だと思うのは、屋根です。
こちらの長屋門と母屋も、とても屋根が美しくてうれしくなります。
特に長屋門は、大谷石と思われる石葺きでした。
屋根は、町並を創り出す大きな要素ですので、
日本家屋の伝統的な屋根の美しさは、これからの家づくりにも、
上手く取り入れられるようにしたいと思うところです。
最後はミュージアムショップで、棟方志功の版画手拭を購入。
タイトルは『紫煙草舎』
「葛飾の紫煙草舎の夕けむりひとすぢ靡くあはれひとすぢ」
吉井 勇さんの短歌を彫られたものです。
次回は是非、西館の公開日に合わせて足を運びたいと思います。