こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】  こんな感じに過ごしています  「  SYOKU-YABO農園 」

【2】  家づくり雑記帖  「施工事例-空が見える終の住処 」

【3】 家づくりのことば  「 食品庫・家事室  」

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【1】 こんな感じに過ごしています  「 SYOKU-YABO農園 」

こんにちは 野上です。

先日の日曜日はとてもお天気が良かったので 出かけたいなぁと思っていたところに 鎌倉に住む友人から「お昼を一緒にSYOKU-YABOで食べない?」と誘いがありました。

SYOKU-YABOとは 横須賀市芦名という所の山の中にある農園です。近くには野菜を作る農家や佐島の漁港市場もあって 海と山の新鮮な食材が揃うこの地域は近隣のレストランのシェフ達も素材探しによく訪れるそうです。 実は2年ほど前のメルマガで この「SYOKU-YABO農園」さんを紹介した事があるのですが その時は広い敷地を使って「ピースニック」という野外音楽イベントを行っていたのを観ただけで 園内で育った野菜を使った料理が食べられる屋台が敷地の中にあったのに食べずに帰ってしまい その後気になったままでいました。

そんなこともあり 友人の誘いに即「OK!」と返事をして出かけることになりました。葉山からは車で20分くらい 鎌倉からだと40分くらいの距離にあるのですが 友人はここがお気に入りで何度も食べに来ているらしく 迎えの車の中で 出てくる料理の話を楽しそうにしてくれたので 程良くお腹が減った頃 農園の入り口に辿り着きました。 そこは右に畑が広がり左には小川が流れ 正面奥に屋台(食堂)があって その周りをぐるりと山が囲ったのどかな風景が広がっています。

屋台の近くに 手造りの木のテーブルとイスのセットが何箇所か置いてあって 青空の下でご飯が楽しめるようになっています。お昼は「*糅飯(かてめし)」と言う混ぜご飯と味噌汁の定食メニューが3種類ありました。味噌汁の味噌は全国から40種類程取り寄せているそうで そこから好きな物を選べるので しばらくメニュー表とにらめっこをして 石川県の木桶味噌という味噌を 珍しいと思い選んでみました。

料理が出てくるまで農園をぼーっと眺めていると 2匹のラブラドールが自由に遊んでいるのが見えたので スタッフの方に「ここのワンちゃんですか」と尋ねると「いいえ お客さんのワンちゃんです。」と ロッキングチェアーで気持ち良く昼寝をしているお父さんを指さしました。「広い場所で遊ばせてあげたいと よくいらっしゃるんですよ。」と教えてくれました。  2匹は畑でじゃれたり 山裾の近くまで行って探索したりととても楽しそうで 私達を見つけると近づいて来ました。その顔は「ココ最高に楽しいよ」と言っているように嬉しそうでした。

そんなゆったりとした時間の中で食べた定食の内容は 鶏そぼろ・醤油漬けシソの実と大根の漬物が盛り付けられた糅飯で 自家栽培の野菜とその素朴な味は飽きることがなく 友人が何度も足を運ぶのがわかるような気がしました。それに、青空の下で食べるご飯はそれだけでもご馳走な気分になりました。 ちなみに定休日はないそうですが 雨天・悪天候の場合はお休みするそうです。お天気のいい休日がまたあれば 犬を連れて来てみたいと思います。

IMG_2198

*糅飯(かてめし):SYOKU-YABO農園さんのウェブページより 昔、米が貴重だった頃、少量の米を家族全員で食べる知恵として、季節の野菜、海草類、雑穀等々を米に混ぜて食べていました。このような混ぜご飯を「糅飯(かてめし)」といいます。

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【2】 家づくり雑記帖 「施工事例-空が見える終の住処 」

こんにちは設計の田中です。
今日も前回に引き続き、「松匠創美の建てた家」シリーズで、「空が見える終の住処」です。
団塊の世代が定年を向かえる昨今では、老後をどう暮らすかという話題で「終の住処」という表現を良く耳にします。
今回は、そんな楽しみとしての「終の住処」がテーマの家を紹介したいと思います。

クライアントとの出会いは、動物カウンセラーの先生からのご紹介でした。
4人の子育てを終えたクライアントが、3匹の愛犬との新しい暮らしができる家を求めていたところで紹介して頂きました。
早速見に行った計画地は、東京都の高尾に新しく開発された区画で、緑が豊かな山の近くの土地です。
方位は、南北に対しておよそ45度振れた整形の土地で、東側に道路、南側の隣地は一段下がっています。
日照や風抜けも良さそうでした。

クライアントからの要望は、閉じられた個室は不要で、吹抜けや広がりが欲しい。自然素材を使い、断熱をしっかりとしたい。また、安全の為にしっかりとした構造にしたいと言うものでした。

ご要望の内容が松匠創美のWEBページでお勧めしている内容だった事もあり、方向性は直ぐに決まり、細かいご意見ご要望を聞き取りながら打ち合わせを重ね、途中、同じ開発区域内の近隣の家が先に完成したことで、計画の見直し等も行いましたが、スムーズに進める事ができました。

完成した家は、コンパクトな木造二階建てで南側に広いウッドデッキ、北側に2台分の駐車場を計画しました。
アプローチを抜けて玄関に入ると、広い玄関ホールがあります。愛犬の散歩の時、子や孫が遊びに来た時にも動きやすいようにと計画しました。
玄関ホールから引戸を開けると、実際よりも広く感じるLDKです。これはウッドデッキや大きな吹抜、それと勾配天井の効果によるものです。
一方、大きな吹抜を設ける事による構造上の弱点を考慮すると、どうしても必要な壁と柱が有りましたので、浴室は十分な広さを確保し、脱衣室は少し小さ目にさせて頂きました。
2階は、大きな吹抜に面して設けられた広い寝室とウォークインクローゼット兼納戸しかなく、建具が一つもないシンプルなプランです。子や孫が遊びに来た時は、布団を出してきて皆で一緒に広い寝室で寝る計画です。

今回の「空が見える終の住処」は、とても明るい室内で、リビングと寝室の何処からでも空が見える窓の配置計画になっています。しかも天窓は一つもないのにです。
家づくりの最中に久保が「私の理想の終の住処」と言っていたのですが、そう言われてみれば、久保の愛犬の名前も空と書いてクウでした。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方」、「松匠創美の建てた家

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【3】 家づくりのことば

私(野上)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」と思う建築用語がたくさんあります。なんとなく聞き覚えのある言葉や初めて耳にする言葉などをここで少し紹介したいとおもいます。

○ 食品庫・家事室

設計図面の間取りを見ると キッチンの隣りにちょっとしたスペースが設けられている時があります。ほとんどが「食品庫」と表記されていますが、中には「家事室」と書かれているものもあるので、久保にそれぞれの用途は何か教えてもらう事にしました。

写真で確認しながら説明してもらうと、食品庫は常温保存できる食品、乾物・米・酒などを保管する棚が並んだ収納庫ということがわかりました。でも、食品だけでなく大きな土鍋やミキサーなどいつも使わない物を納めたりすることも今では一般的だそうです。キッチン角のスペースをうまく利用して、キッチンからは何が収納されているのか見えやすく、リビングからは見えにくいようになっているそうなので、来客があっても常にキッチンがスッキリと片付いて見えるし、買い物から帰った後に、とりあえず食品庫に商品を置いておく事が出来るから便利だと言う事を、主婦の友人にも話を聞きました。

B-11-50(写真:食品庫 手前がキッチンです。)

一方の家事室は、洗濯やアイロンがけをしたり、裁縫をしたりと、ちょっとした作業が出来る部屋の事をいうそうで、家事道具を収納できる棚や作業が出来る机などが作られているそうです。キッチンと洗面脱衣室との間に設けると、お料理しながらの洗濯なども、作業場・動線が近くて楽になるということでした。

クライアントさまとの打合せ中に「パントリー」という用語が時々出てくるのですが、家事室のことをパントリーと言うそうで、家事室のことはユーティリティーと言うとも教えてもらいました。

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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆

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