1月も終わりますが、今回は大掃除のコト。
毎年12月は諸々の期限に追われ、息も絶え絶えで年末を迎えることになります。

そのためかここ数年は30日、31日くらいに力尽き、寝込んでしまうことが多く、年末の大掃除をサボってきました。幸いと言って良いかは疑問ですが、昨年末はクリスマス頃に既に力尽きてしまったため、年末には元気を取り戻していたことと、COVID-19による自粛もあり、年明けも時間がありましたので、久しぶりに大掃除に取り組むことにしました。そこで今回は大掃除のコトです。

 

 

12月は30日まで事務所仕事が残っていたため、実際に取り掛かれたのは、31日からでした。大掃除に取り掛かる前にまずは片付けから開始。普段、使い勝手が悪いと思っているモノを生活動線上へ移動したり、適当に置かれたモノを本来あるべき場所へ戻したり、これだけで31日は過ぎていきました。

元旦、2日、はゆっくりと過ごし、3日に初詣をして、4日から再開です。まずは年末にできなかった大物の移動と窓ガラスを磨くことから始めます。視界がクリアになるだけでもすっきりします。翌5日からは本格的な大掃除です。手順は掃除の基本、上から下へと言うことで、一番高いところにある、梁上に積もった埃やクモの巣を取り除き灰汁を水拭きで落とします。吹き抜けなど普段は手の届きにくい天井や壁などの埃もこの時に取り除きます。

高いところの拭き掃除の流れで、WCや洗面所、浴室換気扇の取外せる部品を外し、セスキ炭酸ソーダを溶かした湯に漬け置きます。その間に本体の埃を拭き取り、部品の汚れが緩んだところで洗い流し、乾かして部品を戻します。レンジフードも換気扇同様ですが、整流板やフィルターの油汚れが酷かったため、アルカリ性の純石けんを溶かした湯に漬け置き、本体は純石けんを浸透させたタオルでシップをして汚れが浮き上がるのを待って拭き取りました。

浴室の壁、天井はヒバの羽目板で普段は何もしていないので水拭きして汚れを落とします。FRP製の浴槽は日常的に給湯器の機能で配管クリーニングを行っていますが、2年間放置していたプラスチック製の犬グッツもこの機会に洗浄したかったので風呂釜洗剤を使って漬け置きクリーニングしました。

洗面脱衣室は洗濯機を置いているため、とても埃っぽく汚れやすいので、目につきやすいところは日常的に比較的お手入れをしていますので、今回は収納の内部を掃除することにしました。モノを一度全部出して、内部を拭き、モノの要不要を確認した上で、内部が乾いたことを確認し元へ戻し完了です。

6日は、床掃除。2Fトイレは犬用トイレと兼用のため床に滑りにくいタイルを貼っています。そのタイルをよく見ると白が白でなくなっていましたので、純石けんとブラシでしっかり磨き洗いします。

室内の床は40㎜厚のスギの無垢板です。乾燥する冬期は目地の隙間が広がり、その隙間にゴミが溜まっています。普段は掃除機を目地方向にかけることでなるべくごみを吸い上げるようにしているのですが、大掃除と言うことで、楊枝も使って掻き出しながら吸い込みます。次に人の手による拭き掃除より強力に汚れを落としてくれるスチーム掃除機を使って全体にクリーニングをしました。竣工時から無塗装だった床板は、裸足での生活や大型犬がいることでの汚れや傷、加えて日常的な水拭きと酷使されてきましたので、すっかりカサカサになっているためこれだけでは更にカサカサになってしまいますので、しっかり乾くのを待って桐油を塗布しました。いい感じに潤いが戻り、しっとりと仕上がりました。その結果、汚れが落ちやすく、日常のお手入れも楽になりました。

今年築18年になります。使い込むほどにいい味が出るそんな家づくりをとの思いで建てた家はおかげさまで思い描いていたようないい味わいを醸し出せるようになってきました。いつも丁寧な掃除ができているわけではないですが、今回のように、時には細部に目を向け、手をかけ、磨きあげることで、家は輝きを増すと言うことを忘れず、これからも家と向き合いたいと思います。