先週の土曜日は、外壁材に使われる杉板を焼いて、
焼杉材をつくる体験をしてきました。
焼杉を貼った外壁はこんな感じになります。
今回体験しましてのは、三角焼きと言う方法で、とても単純です。
3枚の板で三角すいになるように荒縄で縛ります。
筒の中に火を広げるため、ぐちゃっと(表面積を増やすため)
丸めた新聞紙を一方の端に差し込みます。
筒を立てて先程の新聞紙に火をつけます。
最初は新聞紙が燃えて白い煙が出ます。
その後、杉板も燃え始め火が噴き出します。
この時、内側が燃えている杉板の外部側を触っても
板の表面が熱くなるようなことはありませんでした。
継ぎ目部分は火を噴いていますので、注意が必要です。
そうこうしていますと、最初に結んだ荒縄が燃え切れて
板を倒し、焼杉の完成です。
このまま放置しておきますと炭化が進行し
燃え過ぎてしまいますので、水をかけて抑えます。
この時あまり水をかけ過ぎますと板が反ってしまうため、
ほどほどにした方が良いとのこと。
きれいに焼きあがっています。
写真は、大和張という張り方で仕上げられた外壁です。
これを張る職人さんは、全身炭だらけになってしまうことから
職人さん泣かせな外壁材ですが、日本で古くから
使われてきているナチュラルな素材であります。
最近では、電熱器で焼いたり、バーナーを使って焼いている
焼杉もあるそうですが、三角焼きで燃やす場合にかかるのは、
新聞紙2枚というのは、いい点だと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。