先週末は、木造建築物の防耐火設計について学ぶ講習会で
防火木造建築の見学に埼玉県まで行って来ました。
見学した建物は4棟、今日は最初に見学をしました
春日部の『東部地域振興ふれあい拠点施設』のご紹介です。
一見、木造建築と言われても本当?と思うような外観の
この建物、地上6階建ての上層2層が木造です。
開口部が、ガラスと耐力要素である木質パネルで出来ており、
木造を感じさえてくれる意匠になっていますが、
柱梁などの木質構造部分はすべて耐火ボードで覆われ、
目で見て感じることはできません。
ただ、体感としましては、木造の床の階は、
歩くと足触りの違いで、それを感じることが出来ました。
建築されたのが、2010年8月~2011年9月で、
「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」
が施行される以前に計画が採択されていたこともあり、
まだまだ、ビルを木造で造るということの珍しさと
一見木造と分からない仕上がりになっていることから、
写真のように実寸大模型が展示されていてるホールがあり、
木質部分を見ることが出来るようになっていました。
こうした取り組みを重ねることで、木質構造への
社会の理解が進んで来ていることが判るような
そんな建物でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。