先日の日曜日の午後は、木の建築フォラム開催の

公開フォラム『今、求められる木材乾燥とは』へ行って来ました。

今日のお話、個人的にはプログラムのメンバーを見ただけで、

どんなお話が聞けるのか、わくわく楽しみになるのですが、

一般的には、何のことやらだと思われます。お許し下さい。

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それでは、順を追ってプログラムと内容をご紹介します。

(以下、敬称略)

総合司会:松留愼一郎(職業能力開発総合大学校 名誉教授)

開会挨拶:安藤邦廣(木の建築フォラム 理事長)

 

最初に趣旨説明として「製材の乾燥について」

大橋好光(東京都市大学 教授)は、木質構造専門の立場から、

乾燥方法の違いによる木材の強度劣化の関係性など。

 

藤本登留(九州大学 准教授)は、

「木材乾燥の種類と特性」ということで、

多岐にわたる乾燥の方法のメリット、デメリットなど。

 

槌本敬大(国立研究開発法人 建築研究所)は、

「乾燥材の強度と耐久性」として、乾燥方法の違いによる

干割れの発生状況について実験結果の紹介など。

 

山辺豊彦((有)山辺構造設計事務所)は、

構造設計の立場から「木材の乾燥と構造設計」として、

乾燥による材の特性に合わせた構造計画の必要性など。

 

日影良孝(日影良孝建築アトリエ)は、

木造住宅の設計事例から「山泰荘について」

事例を上げ、どのように取り組んでいるかの紹介。

 

杉本洋文(東海大学 教授)は、

「デザインの立場から」ということで、

これまでに設計された木質公共建築の設計事例の紹介。

 

その後、コーディネーターとして、

杉本健一(国立研究開発法人 森林総合研究所)

青木謙治(東京大学大学院 講師)

が加わり、パネルディスカッション。

 

最後は、加来照彦((㈱)現代計画研究所)による

本日のまとめ。

 

終始、興味深いお話を聞くことができまして、

3時間半が、あっと言う間に過ぎて行きました。

脳ミソが充填された、いい一日でした。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。