今日の午前中は、明治期に建てられたという建物の
現調でした。とてもしっかりと造られており、
まだまだ十分な耐力を持った建物です。
窓は1本のレールの上に、左に雨戸、中央にガラス戸、
右に網戸と並んでおり、戸締りをするときは雨戸を
光を取り入れる際はガラス戸、暑い季節は網戸を
その時々でスライドさせるだけです。
とてもシンプルな造りは、新鮮に写ります。
細部まで、神経が行き届いた仕事に惚れ惚れしたり、
工夫を凝らした造りに感嘆したり、
なるべくこの建物を損ねないように手を加える方法を
考えたいと思います。
最後は、ご近所で始まった古家の解体工事です。
手刻みの骨組みが解体され横たわっているのを見た
棟梁松田は、手刻みならではの手のかかる仕口を見て
あれ、大変なんだよなぁ・・・とつぶやいていました。
残る家、壊される家、悲喜こもごもございます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。