昨日は、近年の木造軸組工法の家づくりは、

プレカット工場によって支えられているとお話ししました。

今日は、プレカット工場で事前に加工された木材が

現場でどのように組み上げられるかをご紹介いたします。

2016-06-15 12.39.39

プレカット工場より材料が搬入されますと

先ずは最初に土台を敷き、根太を組むところまで

建て方の日とは別に、事前に行っておきます。

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そして建て方(上棟)の日は、一気に屋根まで組み上げます。

一般的な2階建て住宅でレッカーを据えられる場合には、

建て方(上棟)にかかる日数は、1日です。

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先ずは番付に従って、柱を建てていきます。

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建物の四隅や大黒柱は、1、2階通しの長い柱です。

柱を建てていきながら柱と柱の頭をつなぐように

外周は胴差、内部は2階床梁で固定をしていきます。

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全ての梁が架かったところで、建物の通りを確認し

歪みがないように整えながら仮の筋違いで固定します。

続いて、最近では足場を良くするために

床の耐力面材を先行して敷き込みます。

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これによって、安全に作業がし易くなります。

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全て敷き終えましたら、2階の柱を建てていきます。

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2階の柱が建ちましたら、柱と柱の頭をつなぐように

外周には桁を内部には小屋梁を渡します。

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組み終えましたら、2階部分の通りを確認しながら

仮の筋違いを入れて、歪みがないように整えます。

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最後は屋根の部分を組んでいきます。

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プレカットが普及し始めた当初は、まだまだミスも多く、

作業が止まってしまうようなこともあったのですが、

近年では、そのようなことはなくなり、上棟の日に

屋根の野地板まで貼ることができるようになりました。

プレカット技術者との事前の打ち合わせは、

細部に渡り、詳細で正直かなり大変な作業ですが、

無事組み上がり、棟まで上がりますと、

そんな苦労も吹き飛び、喜びもひとしおです。

上棟の日は、建て主さんにとっても、

現場で危険な作業をしてくれる職人さんにとっても

設計をした者にとっても特別な日なのです。

*写真1枚目、2枚目は、3層吹抜けのある家、

3枚目以降は、高台に建つ三世代同居の家です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。