すっかり涼しくなった葉山です。
七十二候では、天地始粛(てんちはじめてさむし)と言い、
「天地の暑さがようやくおさまり始める頃で、
天気図には秋雨前線が登場し、
冷たい空気と共に秋を運んできますが、
日中はまだまだ暑く、夏の気候が続く」とあります。
今年は正に当てはまっている感じです。
そこで今日は、この七十二候(しちじゅうにこう)について。
1年を半月ごと24等分して季節の変化を示しているのが
二十四節気(にじゅうしせっき)ですが、
これをさらに約5日ごと3つに分けているのが
七十二候(しちじゅうにこう)です。
七十二候(しちじゅうにこう)は古代中国でつくられたものですが、
日本の気候風土に合うように何度も改定され、
現在主に使われているものは、
明治時代に改定されたものとのことです。
日本の自然が豊かなのは、四季があるからと言われています。
昨今では、夏は涼しく、冬は暖かく暮らせるようになったことも
その要因の一つかもしれませんが、季節感が薄れ、
季節の移ろいに疎くなりがちです。
それでも、せっかく日本に暮らしているのですから、
四季を肌で感じる暮らしかたを続けて行きたいと思うのです。
8月最後の週末はあいにくのお天気なりそうですが、
去りゆく夏を惜しみ、どうぞ良い週末をお過ごしください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。