完成してから7年経つそうですが、初めて行って来ました。
写真がちょっと遠くて見にくいのですが、
山下公園側から見た全容です。
ちょうど「飛鳥Ⅱ」が着岸していました。
この桟橋、桟橋としてだけでなく公園の機能も併せ持っていて、
付け根側から海側を見ると、こんな感じの広場になっています。
アプローチの通路も、緩やかな丘を散歩しているような
そんな感じにデザインされていてます。
桟橋としての機能部以外には直線的な部分はなく、
どこも有機的な形状をしています。
こちらの建設時に、このデッキを貼る仕事の依頼がありました。
残念ながら工期が合わず受けることが出来なかったのですが、
大さん橋のデッキに使用されたイペという材料は
松匠創美でデッキ材として使用しているセランガンバツと
よく似た材料で、重くて、硬くて、施工が大変な上に
デッキの形状がコンピューターによってデザインされた
大変、複雑なものですので、
当時、このデッキを貼られた職人さん達がとてもとても
ご苦労されたことが想像できます。
正直、私にとっては感動的ですらありました。
□ 松匠創美 設計 久保歩美
https://hayama-ie.jp/story#staff