今日も、ここ最近に読んだ本の中から
気になったものをご紹介したいと思います。
これまでにご紹介をしてきました本は、
自分の視点とはちょっと違う角度から書かれた本でしたが、
今日ご紹介する『小さな暮らしのすすめ』月刊「望星」編は、
どちらかと言うと同じ方向の視点で書かれていると感じました。
この本は、2007年に一度刊行した
『小さな暮らしの「ぜいたく」』という本から一部を採り、
加筆を施し、震災後に月刊『望星』が載せた記事を集めて
再編集した本と言うことで、20人近い方々が執筆しています。
昭和暮らしの博物館 館長の小泉和子さんは、
「日本文化は貧乏を洗練させてきた文化」と言い、
どうして日本人は新しいものが好きかについて触れていて、
これには、なるほどそうかもしれないと思いました。
以前このブログでご著書を紹介させていただいたことのある
吉沢久子さんは、「小さな暮らしはていねいな暮らし」と題して、
小さな暮らしをしようと言うと、ものを整理して
少ないもので暮らしていくということになるけれど、
そんな中でも一つだけ自分のために贅沢をしよう
と決めたそうです。そこに至ったエピソードに納得でした。
通常、読み終わった本を手元に残すことがあまりないため、
なるべく次に読む方のために
ドックイアをしないように読み進めるのですが、
今回は沢山のドックイアができ、手元に置いて、
ときおり読み返すことに決めました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。