昨日はよいお天気に恵まれ、青空の元、
来年早々に着工予定の地で地鎮祭が執り行われました。
そこで、今日は地鎮祭についてのお話です。
地鎮祭は、神様からの借りものである敷地の守護神を祀って
神様の心を和め、土地の使用をお願いします。
更には、土地の安泰と工事の安全も祈願します。
少し長くなりますが、地鎮祭の式次第をご紹介いたします。
1.開式のことば
*神主様よりこれから地鎮祭を執り行う旨、説明があります。
次、修祓の儀(しゅばつのぎ)
祓詞を奏上し、正面及び神饌・玉串・参列者のお祓いをする。
*参列者は頭を下げ玉串でお祓いをしていただきます。
次、降神の儀(こうしんのぎ)
正面の神籬(ひもろぎ)に氏神様及び大上主大神
祓戸大神様方をお招きします。
*この際、神主様が「Woooo~」と発声されるのが印象的です。
次、献饌の儀(けんせんのぎ)
神様方に正面にお供えした山海の珍味を召し上がっていただく。
*神主様は、お酒と水の器の蓋をとります。
次、祝詞奏上(のりとそうじょう)
本日の願い事を祝詞に申し上げる。
次、四方祓いの儀(しほうばらいのぎ)⇒切麻(きりぬさ)散米とも云う
敷地の中央・東・西・南・北の神の み心をなごめる。
*神主様が、紙と、麻を細かく切ったものにお米と塩を混ぜたものを
四方にまきます。
次、鍬入れの儀(くわいれのぎ)
*刈初めの儀で、設計者が鎌で忌み砂の草を刈り、
*穿初めの儀で、施主が鍬で砂を起し、
*土均しで、施工者が鋤で砂を均し、
*鎮物埋納の儀では、神主様が鎮め物を納めます。
次、玉串奉奠(たまぐしほうてん)
玉串を捧げ工事の無事安全を祈る。
*参列者各々が玉串を神様へ捧げます。
次、撤饌の儀(てっせんのぎ)
お供えものをさげる意。お酒のびんのふたをします。
次、昇神の儀(しょうじんのぎ)
降神された神々に元の御座にお還り頂く。
*ここでも、神主様が「Woooo~」と発声されます。
次、閉式のことば
*神主様より、無事執り行われた旨、説明があります。
直会(ご神酒拝戴)
*神様にお供えしてあった御神酒を参列者でいただきます。
この式次第は、以前地鎮祭の際に神主様より頂いたもので、
*は、これまで参加した地鎮祭の経験により補足したものです。
神主様によっても少しずつ違いがありますので、ご参考までに。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。