今日も引き続き、日帰りバスツアーの話です。
上州富岡駅の見学後はバスで富弘美術館まで移動です。
富弘美術館は、緑豊かな草木湖のほとりに建っています。
建物の設計は、ヨコミゾマコトさんによるもので、
2006年の日本建築学会賞を受賞されています。
美術館建築として有名な2004年開館の金沢21世紀美術館は
円形建物の中に四角い部屋がいくつも設けられていたのに対し、
富弘美術館は、51m×51mの正方形の建物の中に
円形の部屋がいくつも納められている形になっています。
『空のへや』からは中庭に植えられた
富弘さんの作品に描かれている植物を楽しむことができます。
この部屋のように建物内部に向かって開いている窓には
部屋が円形ですので、曲面のガラスが入っています。
一方、外部に向かって開いている窓には、
正方形の建物のためフラットなガラスが納められています。
この休憩室は、とても寒い日や今回のようにお天気が優れない
そんな日にも湖と緑をたっぷりと楽しむことができるようにと
自然を採りこむ工夫がされていました。
今回のツアーでは学芸員の方によるバックヤードツアーがあり、
楽しいお話を伺うことができましたので、
次回は、その時のお話を。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。