今日は、少し間が空きましたが、
ふたたび耐力壁ジャパンカップのことです。
準決勝 第1試合は、
2回戦を見逃してしまいました滋賀職業能力開発短期大学校の
「二代目ダイアゴナル」
こちらの耐力壁も、2回戦第3戦でご紹介しました、
秋田職業能力開発短期大学校の「クロスファイヤー」と同系で、
貫を筋交いのようにやや斜めにして、交互に配置してあります。
こちらは、昨年の初代ダイアゴナルの改良版で、
去年の結果を踏まえて、貫により勾配を持たせることで、
貫と柱の接合部でより圧縮と引っ張りの両方に
対応できるようにしたそうです。
また、非木材は使用していません。
対する壁は、昨年のトーナメント優勝チームの
株式会社ポラス暮らし科学研究所の「BONE」です。
各チーム対戦の前には、
プレゼンテーションタイムが5分間与えられているのですが、
チームのメンバーがお昼を食べに出掛けてしまっていたため、
聞くことができませんでした。
いつもプレゼンテーションで楽しませてくれるので、
ちょっと残念でした。それでも結果は、
より変位が大きかった「二代目ダイアゴナル」に
決着がつく直前にみんなが帰って来た「BONE」が勝利しました。
2代目ダイアゴナルの貫と柱部分は、
こんな感じに変形していました。
この部分を解体してみますと下の写真のように
貫が柱にめり込んでいるのが良くわかります。
想像以上に耐力を有し、
粘りのある耐力壁だと言うことがわかりました。