今日も引き続き、東京ガスが4月より行っている
スマートハウス実証事業のお話です。
この事業では、一次エネルギーを削減する
3つの取り組みが行われています。
その2つ目は、集合住宅全体でエネルギーの融通を行い、
総合制御システムによる効率的な運用をすることです。
昨日ご紹介しました、自然エネルギー設備の、
屋上に設置された太陽光発電や太陽熱ガス温水システムとともに
外廊下に面して、家庭用燃料電池エネファームが
4住戸に2台、合計10台設置されています。
エネファーム2台でつくられたお湯は、
4住戸で分け合い融通し合います。
*今回設置しているエネファームは、戸建て住宅用のもので、
集合住宅用のものは現在開発中とのことでした。
また、発電された電気は、共用部と各住戸の
建物全体で分け合います。
そして、余った電力は、地下駐車場に設置されている蓄電池と
電気自動車へ充電できる充電池に充電されます。
*売電は行っていないそうです。
そして、統合制御システムを導入すすことで、
さらなる効率化を図り、地域全体の省エネルギー化を行い、
ピークカットへ貢献しようとしています。
ピークカットは、電力を供給上、とても大切なことですので、
この取り組みが成果を上げることに期待をしたいところです。