今日は、東京ガスが実証事業を行っているスマートハウスに
先日見学に行ってきた時のお話の続きです。
この事業は、一次エネルギーを削減する
3つの取り組みを行っています。
今日はひとつ目の、高断熱仕様の集合住宅に
再生可能エネルギー設備を最大限に設置し、
分散型エネルギーシステムを導入すると言うことについてです。
屋上には、太陽光発電のパネルが140枚設置されており、
合計25kWの発電容量を生み出すことができます。
残念なことに、横浜市条例の建物の高さ制限によって、
パネルは理想的な角度に設置できなかったそうです。
その横には太陽熱ガス温水システムが設置されており、
集熱パネルでつくられたお湯は、
24住戸のうちの3住戸へと供給されています。
こちらは、建築面積の1/8以下と言うことで
高さ制限にかからないため
一番効率の良い角度に設置されています。
そして、太陽熱ガス温水システムは、バルコニータイプもあり、
こちらは、1住戸にのみ設置されていました。
見た目には、ほとんど違和感なく溶け込んでいました。
ほかにも、省エネと快適性を両立させる、パッシブ設計で、
住戸間には階段室を配し、この大きな吹き抜けを
風が心地よく抜けるように考えてあるとのことです。
4月から始まったこの建物での暮らしは、
どのくらいの割合で自然エネルギーによって営まれ、
どの位快適なものになるのか、これからが楽しみです。