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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
どこか忘れてしまいがちな、消費税率10パーセントへの引上げ予定日(2019年10月1日)が、およそ1年後に迫ってきました。という事で、今日は消費税率が10パーセントになった場合、請負契約の新税率適用日や国の準備している対策について書いて行きたいと思います。

4年前の2014年4月に消費税率が8パーセントになり、続いて2017年に予定されていた10パーセントへの引上げ時期が延期になり、来年の2019年10月1日に変更されました。今のところ、政府は、リーマンショック級の経済不況が起きない限り実施する意向のようです。
請負工事の場合は、引き渡し日が10月1日以後のものから新税率が適用されますが、2019年4月1日までに請負工事契約が締結されているものに限っては、10月1日以後に引き渡しされても税率が8パーセント適用されます。

消費税が2パーセント上がるということは、工事費(税抜)2400万円の住宅の場合、消費税は192万円から48万円上がり240万円になってしまいます。
消費税率が上がった場合に経済が停滞しないよう、国土交通省のwebページには、消費税率10パーセント引上げ後の住宅対策が掲載されています。その内容は、消費税率が8パーセントになった時から実施されてきた3つの対策(贈与税の非課税措置、住宅ローン減税、すまいの給付金)の一部拡充になります。対策の適用時期も平成31年4月1日の契約分からとなっています。

3つの対策の内、贈与税の非課税措置についてご説明します。
与税の非課税措置は、拡充ではなく継続です。
住宅取得等資金として、父母、祖父母から贈与を受けた場合、贈与税が非課税になるこの対策は、工事契約をした年によって非課税になる贈与の限度額が変わってきます。
2019年4月から2020年3月に工事契約をした場合、贈与額が2500万円までが非課税になります。質の高い住宅(断熱性等級4以上、耐震等級2以上、等)の場合は更に増えて3000万円までが非課税になります。
2020年4月から2021年3月に工事契約をした場合は金額が減り、贈与額1000万円まで非課税、質の高い住宅の場合でも1500万円までが非課税です。
2021年4月から2022年3月に工事契約をした場合は、現在と同じ限度額に戻り、700万円までが非課税、質の高い住宅の場合は1200万円までが非課税になります。
ただし、非課税なのは実は一時的なものではあります。相続時精算課税制度といって、後に、父や母、祖父母が亡くなった時に、事前に贈与を受けた住宅取得等資金に相続税がかかってしまいます。
相続時精算課税制度を使わず贈与税を払う場合と、使って相続税を払う場合と、どちらが節税になるかは選べるので確認が必要です。どちらにしても、贈与を受けられるのであれば、住宅ローンの金利を支払わなくて良い事になるのでお得になるお話だと思います。

次回は、3つの対策の内、住宅ローン減税、すまいの給付金の対策について書きたいと思います。

設計:久保歩美・田中伸二

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】  葉山の魅力散策「 くるくる市 」

【2】   家づくり雑記帖 「 省エネルギー住宅の色々 」

【3】 お知らせ

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【1】 葉山の魅力散策「 くるくる市 」

こんにちは、千葉です。
やっと夏休みも終わりに近づいてきました。お天気があまり良くない日が多い夏となりましたが、思いっきり遊んで親子ともども真っ黒に日焼け致しました。あとは宿題の追い込みのみです・・・

今日の葉山の魅力散策は、 葉山町が主催の「第10回くるくる市」というイベントのご紹介です。
“ゆずりたいものもってきてください”というキャッチフレーズのリユースをすすめるイベントですが、持ち込みは葉山町民対象で、持ち帰りだけでもOKだそうです。
持ち込みできるものは、基本ルールとして①使用可能なもの、②破損・汚れなどないものだそうです。そしてすべて無料で持ち帰りができます。袋などの提供はないので、必ずマイバックをご持参下さい。
もう必要なくなってしまったものたちが、必要とされるご家庭へ運ばれるという循環はとても素晴らしいことだと思います。

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【2】 家づくり雑記帖 「省エネルギー住宅の色々」

こんにちは、設計を担当している田中です。
最近の建築業界は、専門家でも整理しないと解らなくなる程、似た内容の言葉が沢山あります。今日は、「省エネルギー住宅の色々」と題しまして、最近よく目にする、耳にする言葉を整理したいと思います。

建築業界では、環境問題の原因となっている地球温暖化の対策の為に、さまざまな基準が作成され推進されています。その中から、今日は「H25年基準」、「認定低炭素住宅」、「ZEH(ゼッチ)」、「CASBEE(キャスビー)」、「LCCM住宅」、「HEAT20」、「スマートウェルネス住宅」、「長期優良住宅」について、特徴を説明して行きたいと思います。

現在、全ての省エネルギーの基準となっているのが、「H25年基準」です。H25年基準は、H25年以前まで求められていた最も高い外皮性能(断熱性能)を最低基準化したものにプラスして、冷暖房、換気、照明、給湯の一次エネルギー消費量も考慮した基準です。H32年に義務化が予定になっています。国の定める最低基準ですので、省エネ率は0パーセントと表現されています。

省エネ化を一歩進めたものが「認定低炭素住宅」になります。認定低炭素住宅は、H25年基準の一次エネルギー消費量をマイナス10パーセントした基準に加えて、低炭素化措置として、節水対策、エネルギーの見える化するシステム(HEMS)等の導入、ヒートアイランド対策、建築の構造体を低炭素化(劣化対策、木造化等)の内、2項目を導入した住宅です。国土交通省から補助金を受ける事ができますし、その他の税制上の優遇を受ける事もできます。省エネ率は10パーセント削減相当です。

省エネ化をもっともっと進め、国が推奨しているのが、「ZEH(ゼッチ)」になります。ZEHは、ネットゼロエネルギーハウスの略で、考え方としては小さいエネルギーで暮らし、使うエネルギーに相当するエネルギーを創り出す事で相殺し、消費エネルギーゼロとなる住宅です。こちらはH25年基準の外皮性能を強化した上に、一次エネルギー消費量をマイナス20パーセントし、太陽光発電等の再生可能エネルギーを導入して基準を満たします。エネルギーゼロなので、省エネ率が100パーセント削減です。また、ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)と似た言葉にゼロ・エネルギー住宅があります。ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)は経済産業省の補助金、ゼロ・エネルギー住宅は国土交通省の補助金を受けられ、性能は同じです。

また、省エネ率が100パーセント削減とまではいかないけれど、それに近づけた住宅として位置づけられている基準が、「NearlyZEH」です。ZEHとほぼ同じ基準ですが、一次エネルギー消費量の基準が少しゆるく、省エネ率が75パーセントになる住宅です。

「CASBEE(キャスビー)」と「LCCM住宅」は、国土交通省が主導して、社団法人や財団法人が行っている省エネルギーの評価基準です。どちらも高い省エネ率で、CASBEEのレベル5やLCCM住宅は100パーセント削減相当です。
CASBEEは、室内環境を快適にし、長く使い続け、ランニングコストを押さえ、ゴミも減らし、まちなみと生態系に配慮する総合的な環境評価システムの事です。一方のLCCM住宅は、建設時、運用時、廃棄時のCO2を減らし、太陽光発電等の再生可能エネルギーを設置する事で、建設から廃棄までの期間でCO2をマイナスにする住宅の事です。

これから、耳にする事が増えるのではないかと思う「HEAT20」は、完全な民間の団体が行っている基準です。環境先進国では、国の方針より厳しい基準でリードする民間団体が多く存在し、日本のそれに当たります。外皮性能を国の目標より更に高くする事で、快適性の向上を図る基準です。

最後に「スマートウェルネス住宅」や「長期優良住宅」の案内です。スマートウェルネス住宅とは、医療介護、バリアフリー、省エネルギーに関する提案住宅です。社会的に重点分野として注目されていますが、省エネルギーについて言えば明確な基準は定められていません。
長期優良住宅は、木の成長に合わせた林業のサイクルを考慮して長期に渡って住宅を利用する事が、建設、廃棄時のCO2削減につながるという考えが含まれた住宅です。省エネルギーについての基準は、現在のところ「H25年基準」と同じですが、構造強度や維持管理、劣化対策などの基準が定められています。

松匠創美では、丈夫な構造、自然の力の利用、外皮性能、良質な素材など、総合して家づくりしている為、これらの中からクライアントに合った性能をご提案していきたいと思っています。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】  お知らせ

千葉の担当しておりました「葉山の魅力散策」は、今回が最終回とさせて頂く事になりました。今後、「葉山の魅力散策」は、Facebookでご紹介して行きたいと思いますので、Facebookの方もチェックして頂ければと思います。ありがとうございました。

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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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