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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
まだまだ肌寒い日もありますが、開花している桜もアチラコチラにチラホラと。かたやマスクと眼鏡姿の人も増えてきました。ということで、今日は「住まいとスギ花粉」について書いてみたいと思います。

松匠創美には花粉症の人が1人だけいますが、国民の4人に1が花粉症で、国民病とも言われるようになっているそうです。その花粉症の原因となる花粉の8割がスギ花粉なのだそうです。
花粉症対策と言えば、マスクと眼鏡の着用。花粉が付着しやすい生地の衣服を避ける。家に入る時は衣服についた花粉を落とす。花粉が飛ぶ日は窓を開けない。お掃除は朝方に行う。などがあります。ポイントとして「室内へ花粉を入れない。入ったものは掃除と洗濯で家の中に残さない」という事になる為、高気密高断熱の省エネルギー住宅は有効という声もあります。
窓を開けて換気したい場合は、環境省が作成した「花粉症環境保健マニュアル2014」にいい情報がありました。窓を開ける巾を10センチ程度にし、レースのカーテンをすることで、全開にした時の花粉の流入量を1/4程度にする事ができるそうです。

一方で、国もスギ花粉の発生源への対策を行っています。林野庁では、戦後に植えられたスギの人工林を伐採し、公共建築の建築資材として利用し、品種改良された花粉が少ないスギをその伐採地に植栽する事を促進しているようです。間伐など、人の手によって管理されず放置されたスギの人工林では、スギが生命の危機を感じ、自身の子孫を残そうと花粉を多く飛ばします。こうしたスギを公共建築や木製の製品に利用する事でスギ花粉対策となる訳です。反対に木造住宅の場合は、ストレスが無いように管理され、花粉をあまり飛ばさない樹齢50年のスギが利用されている為、花粉症には影響が少ないと言われています。

松匠創美の建てた家は、省エネルギー性能を考慮してきましたので、外気の影響を受けやすい玄関ホールには建具を計画し、風除室のような効果を持たせて来ました。この季節は花粉の流入を減らす効果もあると思うので花粉症の方へは風除室の計画がお勧めだと思います。

設計:久保歩美・田中伸二

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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

▲身近な写真と共にブログ更新中
〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内785-4
Copyright (C) 2014 松匠創美 All rights reserved.D3

こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日は、松匠創美の建てた家をご紹介したいと思います。紹介する「施工事例-坂の上の光あふれる家」は、細い坂の上に人知れずある広い場所に完成した長期優良住宅です。
(※申し訳ございません。こちらはメールマガジンの記事になります。WEB検索からお越しの方は、お手数ですが、こちらからご覧いただけますと幸いです。)

 

「坂の上の光あふれる家」は、クライアントが元々暮らしていた住まいを建て替えての新築計画です。敷地は北斜面の細い坂道を登ってアクセスします。東南西の3方が鉢状に囲まれた場所で、日が昇るのが遅く、早く日が落ちる一方で、広い敷地は、北側の眺めが良く、空は広く、風抜けも良い敷地です。

 

家族構成はご夫婦にお子さんが2人の4人家族です。家づくりのご要望は、夏は温かく冬は涼しい、天井が高い明るい家です。また、当初は、それまでお住まいの家の庭側に新築する住み替え計画でしたが、打ち合わせを重ね、お子さんの遊び場となっていた日の当たる南側の広いお庭を残し、リビングと一体的に利用できる建替え計画とする事になりました。

 

玄関は建物の北側です。玄関ポーチからは坂の下の街並みや山が見渡せる景色の良い場所です。玄関に入り靴脱ぎ場の左右には収納力の高いウォークイン式の収納を計画しました。玄関ホールから引き込み式のガラス戸を開けると、広くて明るい大きな吹抜のあるLDKに出ます。LDKにはTVコーナー、ダイニングテーブルの他、畳コーナー、デスクコーナーがあり、奥様ご要望の対面キッチンからは、遊び場となっているお庭も含めて全体を見渡す事ができます。2階への階段もLDKに計画しました。2階にはLDKと一体の大きな吹抜があり、その吹抜に面してホール、開口で接している子供室、その上のロフトと、いつも吹抜を通して家族が一緒にいる事を感じられる様になっています。
吹抜は、室内干しするスペースでもある為、ランドリースペースが2階ホールになりました。子供室は、現在2室1室の大部屋となっていて、将来2つに分ける予定です。主寝室は北側です。窓からは朝の陽に照らされた眼下の街や山々が臨めます。

ロフトは、吹抜、子供室、主寝室ともつながっていて、煙突効果の換気だけではなく、南北への風の通り道にもなる事を期待しています。

 

「坂の上の光あふれる家」は、その名の通り、細い坂道を登った先にある敷地だったため工事は困難でしたが、クライアントの家づくりへの思いのお蔭で実現することができました。
ありがとうございました。

「坂の上の光あふれる家」の画像はコチラです。

設計:久保歩美・田中伸二

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日は2019年最初のメールマガジンとなります。本年も宜しくお願いします。
先日、エネルギー消費性能基準への適合義務が先送りという報道がありました。そんな中、先週、環境建築セミナーに参加してきましたので、今日は「省エネ基準の義務化先送り」について書いてみたいと思います。

建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)の改正により省エネルギー性能基準が変わり、平成32年(2020年)までに住宅を含む新築建築物について、段階的にエネルギー消費性能基準への適合が義務化していく予定でした。

義務化される予定だった省エネルギー消費性能は、これまで一般的な性能と考えられていた断熱材や窓の性能ではクリアできない基準になります。これまで以上に断熱材や窓の性能を高め、給湯冷暖房の機器効率等を高めなければ基準を満たす事はできません。義務化されていない現在では、現行基準への達成率が半分といわれています。また、義務化への反対意見も多いようです。

そこで、こういった状況を見据えて、昨年9月より審議会が開始され、義務化へ向けての「建築主への説明制度の創設」が検討されています。
検討されている内容は、設計者は建築主に対して、計画されている住宅の省エネ基準への適否等を説明し、省エネ性能の向上策についても提案する事です。

一方で家を建てる立場としては、法律で省エネ性能の向上をしないとならない事は理解したけど、メリットには、どんな事があるか知っておきたいところだと思います。

大きなメリットは2つあります。
一つ目のメリットは光熱費の削減です。冷暖房で言うと、外気温度の影響を受けにくく、夏は部屋を冷やしやすく暑くなり難い。冬は窓からの太陽熱を利用して暖めやすく夜は冷えにくい。冷暖房費の削減になります。
もう一つのメリットは健康維持です。室内の温度差が減るためヒートショックによる家庭内事故、血圧上昇、動脈硬化も低減します。結露が減ることでアレルギーが抑制されます。

実は、この2つのメリット以外にも目に見えにくい大きなメリットがあります。
寒いから、暑いから、といった気持ちが減り、自然と行動力が増し、家事も趣味も遊びも勉強も、親子のコミュニケーション良くなると考えられているのです。

松匠創美では、以前から基準を満たした住宅を造ってきました。クライアントからは、「温かいです」「夏もエアコンちょっとしか使いません」といった喜びの声を頂いています。

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