■ 第34号 ■

■□・・―――――――――――――――2010年11月10日

木の家を知る・建てる・暮らす

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□こんな感じに過ごしてます・・・

こんにちは 田村です。

今月の3日(水)は文化の日 各地で色々とイベントが開かれたと思います。

葉山では森山神社(御用邸近く)境内で “葉山たきびマーケット”(現在HP削除済)という 葉山周辺のお店や農家の方たちが集まったイベントが開催されました。
なんでも Twitter上で「マーケットしませんか?」と言う つぶやきから始まったというこのイベント 主催者も特に決まっていなかったそうで・・・なんともゆるりとしたところが葉山らしい感じです。

私の知り合いも何人か出店していましたので 遊びに行ってみました。

森山神社は 葉山では森戸神社(森戸海岸近く)の次に知名度がある神社なのですが 普段はとても静かでひっそりとした所なんです。
あまり大々的に告知をしていなかった様子なので ちゃんとお客さんが来ているのかなぁ と心配を勝手にしていたのですが 境内に着いてみると どこにお店があるのだろう?と一瞬迷うくらい 沢山の人で溢れかえっていました。

松匠創美で新築中のクライアントのご夫婦も 建築現場を確認しに来たその後に足を運んだという事なので 告知は上手く広がっていたようです。

RIMG1000

以前紹介しました葉山の「ARAHABAKI]さんも小皿や箸置き、裂き織りバックなどなどひっさげ出店していて かのさん(店主)に声をかけると「開始前からお客さんが沢山来てくれてびっくり!」ととても嬉しい声をあげていました。

お天気も良くて気持ちのいい空の下 たきびマーケットと謳っているように 境内広場の真ん中に焚き火を囲み おしゃべりしたり コーヒーを温めたりとお客さん達ものんびりと楽しんでいるのがうかがえました。

RIMG0988

その焚き火担当の「3knot」寒川さんにも挨拶すると「いやぁ~すごいでしょ~。」と 忙しいながらも大成功な事に いつにも増してのニコニコ顔でした。

そんな中人負けしそうになりましたが(笑) お目当ての「artless」まりこさんのお菓子(栗が入ったガトーショコラ)と ARAHABAKIさんでは大江憲一さんの土鍋。その他にりんごジュースにウールのショールなどを手に入れて 私も大豊作のイベントでした♪

次の日のTwitterや寒川さんのブログには「1000人ほどのお客さんが集まったのに ゴミ掃除は15分ほどで終わりました!」と書かれてありました。
マイカップ、マイ箸、マイ皿持参で ゴミは持ち帰りを皆で実践した結果だそうです。

私は出掛けた時間がちょっと遅くて ご飯を食べるチャンスを逃してしまい実践できませんでしたので 来年をとても楽しみにしています。

(写真は撮り損ねたので、寒川さん撮影のものを送っていただきました。ありがとうございます!)

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こんにちは、設計をしている田中です。

前回は、長期優良住宅と大規模木造建築に対する国の予算の話題に触れました。
今回は、長期と言う点と大規模の木造のつながりで世界最大の木造建築と世界最古の木造建築の話しを書こうと思います。

実のところ、この二つは日本にあります。

世界最大の木造建築は東大寺大仏殿、世界最古は法隆寺です。

現在の東大寺大仏殿は棟までの高さが約49m。
建築の世界では、31mを超えると消防隊の梯子車も届かない高層建築物といわれています。

この高さは、ギリシャのパルテノン神殿など比べ物にならず、ニューヨークの自由の女神の台座からトーチまで高さを超えパリの凱旋門とほぼ同じ高さです。
周囲に高さを比べやすいものがあると良いのですがこれはかなりの大きさです。

もう一つの、世界最古の木造建築の法隆寺は、今から1300年程むかしに建てられたものだそうです。

ロマンチックなことを言うようですが、星が生れる瞬間の光と言われているオリオン座大星雲は地球から1300光年の距離にあるそうです。
法隆寺とオリオン座大星雲は同世代なんです。

そんなオリオン座大星雲を見ることが出来なかった1300年前には、誰もが知っているピサの斜塔やディズニー映画にもなったノートルダム寺院は、まだまだ建っていませんでした。
ヨーロッパの建築史の中でも同年代として紹介できる有名建物を探すのが難しくなるくらいです。

世界最大と世界最古の木造建築が日本に建っているなんてとても誇らしいことだと感じています。
世界に誇れる木の文化を今後も繋いでいきたいとも感じています。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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□家づくりのことば・・

私(田村)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」と思う建築用語が たくさんあります。
なんとなく聞き覚えのある言葉や 初めて耳にする言葉などをここで少し紹介したいとおもいます。

〇束

「次のメルマガ(の言葉)は、何にするの?」と、田中に尋ねられました。

発刊日が近づくと私は「○○の事を書きたい。」と言って、久保などに相談をするのですが、今回はなかなか思いつかずにいたので、気にしてくれたようです。

そこで「最近(伝票で)目にした鋼製束(こうせいつか)が気になるんですけど?」と答えると「そもそも鋼製束の束(つか)って何のことかわかる?」と聞かれました。

「えっ 束ってだけの言葉があるんですか??私が調べたら、床束(ゆかつか)って床下に使う部材があると書いてあったんですけど・・。」と言うと「ホラ あそこ。」と吹きぬけの上の方を指さして「梁と天井の間に短い柱があるでしょ。あれも束だよ。」と教えてくれました。

「えへぇ あれもそうなんですかぁ??」と あんぐり口を開けて眺めていると 天井にあるのが「小屋束(こやつか)」で、梁の上に立てて屋根の重みを支え受けているんだよ。鋼製束などの床束は、床下で床にかかる重みを支え、その重みを地盤に伝えているんだ。」と教えてくれました。

その他にも色々な箇所で使われているという事だそうですが 家が完成してからはほとんど見る事ができない束は 小さい(短い)ながらも人知れず頑張っているところなんか、まるで私みたいじゃない?!と、とても親近感が湧いてきちゃうのでした。

束(つか)=木造建築の短い垂直の部材をいう。

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有限会社 松匠創美
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■ 第33号 ■

■□・・―――――――――――――――2010年10月27日

木の家を知る・建てる・暮らす

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□ こんな感じに過ごしてます・・・

こんにちは 田村です。

葉山には 週末にしか開かないというお店が 結構ありまして・・・今回ご紹介する「こととい喫茶店」(現在群馬県桐生市に移転)さんもそのひとつです。

少し前のお休みの日に 東京から遊びに来た友人Yちゃんと葉山の町を散歩している時に見つけたカフェなのですが、実は事務所からも近く 毎日のようにその脇を自転車で行き来していたのに その時まで こんな可愛らしいお店があるとは気づきませんでした。

住宅街のちょっと目立たないような所に 小さな手作りの「kissa kototoy」の白い看板が立っていて その看板の脇の小道を下るとお店の入口があります。
青いトタンのちょっと年代物のお宅を改修した店内には 雰囲気にぴったりな古い木製の机や椅子が ほどよい間隔で並べられています。

お店を切り盛りしているのは女性お1人で メニュー表に載っている種類は多くはありませんでしたが「コーヒーはご注文を受けてから豆を挽きドリップいたします。」などと添え書きがされ その分こだわりを持っているようです。

私たちはスリランカのミルクティ「キリテー」と 国産小麦と二種類のバターをブレンドしたスコーンを注文しました。
ほのかな甘みのキリテ―とスコーンの素朴な味わいが ほっこりと気持ちを和やかにしてくれて とても美味しく頂けました。

見渡してみると1人でゆっくり本を読みながら・・という女性のお客さんが 2人ほどいらしたので「のんびり過ごすのに ぴったりなお店だなぁ・・♪」と 次は一人で訪れてみようと思いました。

こととい 012

(店内には アジアの雑貨なども 取り扱っていました。これは 鉄の文珍・・シンプルさに魅かれ購入しました。)

そこで先日の日曜日 自転車にまたがり出かけることに。

が・・なんとなく雲行きが怪しくなりましたので これはひと雨くるな!とにらんで 車に乗り換えました。
お店の斜め向かいに1台分ですが駐車場があります 車を近付けると運よく空いていました。

が・・「P」と書かれている看板が 不自然に裏返しに立ててあります。
「あれ?・・もしや、休み!?」と お店の前に車を寄せてみると にらんだ通り・・入口にはシャッターが降りていました。

「そんな日もあるさ」と切り替えて 何処かゆっくりできて気持ちのいい所はないかな?と思い浮かんできたのが 葉山と横須賀の境目にある「長者ケ崎」という海岸。
3つある駐車場の中の1つが無料の駐車場で 車に乗ったまま 海はもちろん江ノ島や富士山が一望できるので 友達などが遊びに来たら必ず連れていく絶景スポットです。

温かいお茶でも買ってくつろごう♪と 入口に向かうと 夏前までは確かに(たぶん)無料だったはずの駐車場に 料金を徴収するおじさんが入り込んだBOXが ドンっ!と立ちはだかっています その傍には有料の文字が!

「お金払うならゆっくりできないじゃない・・」と あまりのショックで 急ブレーキ!& Uターン!で 退散しました。

後で調べましたら こととい喫茶店さんは その日は臨時休業。
長者ヶ崎の駐車場は 平日は無料 土日、祝日は1H300円ということになったんだそうです。
休日は 自転車か 雨が降りそうなら歩きバスで行動するべきでした(涙)

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(去年長者ヶ崎で撮った 夕日です・・。)

しかしこの夏の暑さで参っているうちに こんなコトになっているとは・・まるで浦島太郎にでもなった様な気分です。

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こんにちは、設計の田中です。

10月も終わりが近づき、僕の回りでは、忘年会や来年の予定が話題に登るようになってきました。
気が付けば、住宅系の新聞に「国交省から来年度予算概算要求の発表がされた」という記事が掲載されていました。
今日は、その中から松匠創美の「住み継ぐ家」に通ずる記事を一つ紹介したいと思います。

予算概算要求には、新しい政策意外にも、エコポイントや金利引下げなど現行している政策の延長や継続に関するものがあります。
そんな中に、木造住宅と大規模木造建築物の推進策については、今年度予算の50億円から2倍以上の120億円と大幅に拡大して組む予定のようです。

この木造住宅の推進策とは、具体的に長期優良住宅建設の普及、促進のための「木のいえ整備促進事業」として行われています。
今年度の場合ですと、中小企業で長期優良住宅を建てる場合には補助金が100万円。更に国産材を使用する場合は20万円がプラスして支払われています。
来期は、これに加え技術講習会や人材育成も促進するようです。

長期優良住宅の場合、工事費はもとより設計料、申請手数料もUPすることになり、この120万円でも予算的に難しいと思われる方も居られるかと思います。

が、住宅金融支援機構の「フラット35」ローンを利用される場合では、金利の優遇を受ける事ができ、350万円以上お得になる場合があります。
さらに、住んでからの、ランニングコストや維持管理費の事を考えると検討の余地があるのではないかと思います。

住み継ぐ家をとお考えの方は、この制度を利用されることも一考の余地があるような気がします。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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□家づくりのことば・・

私(田村)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」と思う建築用語が たくさんあります。
なんとなく聞き覚えのある言葉や 初めて耳にする言葉などをここで少し紹介したいとおもいます。

〇まくらだな

以前にも書きましたが 各物件ごとに今の状況を皆で把握できるように 週頭に事務所員はミーティングをしています。
経理担当ではありますが 私も加わって話を聞いていると色々と知らない言葉にであって勉強になります。

今週は 新築中の物件の クローゼットの中をどのようにするかと言うような内容の話があがりました。
黙々とノートにメモしていると けっして聴きなれない言葉ではないはずなのに「え~っと・・・?」とちょっと気になる言葉が。

それは「まくらだな」と言う言葉です。

モクモクと書いていたメモが モンモンとした気持ちに変わり これは聞いてみなくちゃ!と ミーティングも終わりかけの頃に 質問してみました。

すると答えは簡単 枕を置くための棚「まくら棚」だということ。

ちょっと考えれば“まくら”と“たな”なので「枕棚」 聞いてみるような事ではないと解るはずですが 中学に上がってから20数年のベット暮らし 万年床のような生活をしてきた私は 枕を置く棚が押し入れやクローゼットのちょっと高い位置に付いていることを思い浮かべる?・・思い出す事ができませんでした。

答えを聞いて なんだか恥ずかしくなってきて小さくなってしまいましたが 「それメルマガに書いてみたら面白いんじゃない!?」と 皆にお誉めの言葉を頂き「ですねっ♪」と 次の瞬間顔が大きくふくらんでいました。

誉めてないよっ と皆に笑われちゃうかな(笑)

〇まくら棚

押入やクローゼット内の上部に取り付けられている 奥行きの浅い棚のこと。
(クローゼットの場合 その下にハンガーパイプが取り付けられている。)
本来の意味は枕を収納する棚だが、高い位置に設置してある為、バックや小物などの収納棚として活用できる。

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■ 第32号 ■

■□・・―――――――――――――――2010年10月13日

木の家を知る・建てる・暮らす

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□こんな感じに過ごしてます・・・

こんにちは 田村です。

連休中 何処に行こうかと考えていた時に 葉山から車で20分ほどの所にある 佐島漁港近くの山の中で「ピースニック」という野外音楽フェスティバルが開かれると教えてもらいましたので 日曜日に遊びに行ってきました。

その日はあいにくの曇り空 前日土曜日には雨も降っていましたので 野外フェスには定番の長靴スタイルで出かけました。(たいていの会場は 地面が野原なので、雨が降るとドロドロになっていることが多いのです。)

(車もOKということでしたので車で向かい)臨時の駐車場に着くと 係のお兄さんが会場までの道を案内してくれたのですが思いのほか距離があって 長靴で歩くのは結構きついな・・とちょっと後悔。

地図を渡され出発しましたが 住宅街を抜けて山の奥へ向かう道(出かけた時間も中途半端だったこともあり)それらしい人影も見つけられなくて「こっちでいいのかな??」と 迷い間違えたりしながらも20~30分ほど歩いていると 向かう先のほうから きっとこれだ!と思うような音楽が聞こえてきました。

なんとか到着すると 驚くことに先ほど人影もなかったとは思えないほどの沢山のお客さんと 広い空間が現れました。

ピースニック 2010
その場所は 「SHOKU-YABO 農園」という農家さんの土地で野菜などが植えられている畑を取り囲むように フードブースやショップブースが並んでいて 少し小高い丘にステージが設けられていました。

ステージから流れてくる緩やかな音楽に合わせて体を動かす人たちや 地元鎌倉逗子・葉山・三浦のCAFEなどのケータリングを味わう人たちなど 思い思いにフェスを楽しんでいました。

私もそうしてゆっくりしたいところだったのですが・・・会場に入るにはチケットが無くてはいけないということを知らないで来てしまっていたので 受付のお姉さんの好意で 少しの時間だけみせてもらう約束で入場したため さぁーっと一回りして会場を出ることにしました。

帰るころには曇り空も一転 晴れ間が出たなぁと思ったら一気に気温が上昇 夏がまた来たような陽気になってしまいました。

ぬかるみの多かった会場では絶好調の長靴が 帰りの道のりでは歩きづらいは「あの人まだ長靴履いてるわよ」と思われるんじゃないかという恥ずかしさで履き変えたくてしょうがなくなり 葉山にある「げんべい」さんというお店でビーチサンダルを買って履きかえる事にしました。

この「げんべい」さん 事務所近くにあって葉山ではあまりにも有名な日曜雑貨店さんです。
なぜかと言うと 夏はもちろん一年中ビーチサンダルを売っているという面白いお店なのです。
(そのことで今では葉山だけでなく全国的に有名なお店になっています。)
ちなみに葉山では 真冬意外はビーサンで過ごしているという人が結構いたりしてなかなか需要と供給のバランスがいいようです。

そうして 履き換えも済んだその後は快適に歩くことができました。

そうそう17日の日曜日に 葉山の湘南国際村でも野外音楽フェスティバルがあるそうなので観に行かれる方は 長靴とビーサンを持参して楽しんではいかがでしょうか。

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こんにちは、設計の田中です。

今週の月曜日に、木造耐力壁ジャパンカップを見に埼玉のものづくり大学へ行って来ました。
木造住宅は、地震や強風からくる揺れに対して、抵抗するための耐力壁をバランス良く計画しなくてはなりません。
今日は、その木造住宅に欠かせない耐力壁の為の大会「木造耐力壁ジャパンカップ」について紹介したいと思います。

大会は、NPO法人・木の建築フォラムと木造耐力壁ジャパンカップ実行委員会の主催で年に一回開催されています。
ルールは実物大の耐力壁を時間内に組み立て、トーナメント方式で耐力壁同士を片方が破壊するまで引っ張り合わせて勝ち抜き戦を行い、最後に耐力壁を解体してリサイクル用に分別するまでの時間も競います
(大会の様子は久保のブログで御覧いただけます。)

この大会、僕が特に面白いと感じるのは、単純に引っ張り合いに強い壁を造れば総合優勝できる大会では無いという点と、勝負毎に耐力壁を観察して、破壊されるにいたったメカニズムを検証できる点です。

引っ張り合いに強い壁を造るには、加工施工性やコスト面がマイナスポイントになりやすく、また、解体分別までにも時間を要します。
いかに、組み立てやすく、少ない材料で耐力壁を造り、解体リサイクルもしやすくするかが総合優勝のポイントなのです。

また、今大会は工務店から大学の研究室まで16のチームが参加していました。それは、いわば16個の耐力壁の破壊実験でもあります。
粘り強い天然木材の良い点や弱点となりやすい部分の補強方法を目の当たりに出来て、他では知ることの出来ない貴重な教材となります。

この大会、面白すぎて、来年が楽しみです。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方
松匠創美の「丈夫な構造
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□家づくりのことば・・

私(田村)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」と思う建築用語が たくさんあります。
なんとなく聞き覚えのある言葉や 初めて耳にする言葉などをここで少し紹介したいとおもいます。

〇人工大理石・人造大理石

お昼ごはんを所内で食べながら「キッチンのカウンター(天板)を決める時に 松匠創美ではステンレスをおススメしているけれど ステンレス以外では大理石があるよね。」という話がでました。

「その大理石には 人工って言うのと 人造って言うのがあるんだけれど田村さん その違い知ってる??」と聞かれました。

大理石に似せて作ったモノがあることは 知っていましたが・・それが人工大理石なのか・・人造大理石なのか??というか 人工と人造なんて2つも名称があるなんてどういうことなんですか と思わずお弁当の栗おこわを口からこぼしそうになるほど 混乱してしまいました。

伝票入力している時のことを思い起こし 頭の中の引き出しを引っ張り出してみると確かに 人工や人造って書いてあったりしたりして・・。
でもその時は メーカーさん独自の書き方なんだとばかり(またまた)思っていたのです・・。

もし・・建築用語知識試験なんていうものがあったら 私は間違いなくこういうひっかけのような言葉にだまされてしまうに違いありません・・おそるべし。

その後 よくよく話を聞いてみると 人工大理石は「人大(ジンダイ)」と言われているそうですが 人造大理石のほうは「テラゾー」と呼ぶことが一般的なんだそうです。

安心しました(笑)

〇人工大理石=大理石に似せたアクリル樹脂やポリエステル樹脂で作られた素材のこと。
〇人造大理石=大理石を砕いたかけらや粉を、セメントや樹脂などの接着剤で固めた加工石のこと。

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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい
有限会社 松匠創美
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