こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「領収書の片付け」

【2】   家づくり雑記帖 「阪神淡路大震災の教訓」

【3】   家づくりのいろは 「窓廻り―プリーツスクリーン―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「領収書の片付け」
こんにちは、片付け好きの久保です。昨年末に久しぶりに大型書店に立ち寄りましたら、片付けに関するコーナーが広い面積を占めていて圧倒的な書籍の多さにびっくりしました。そんな昨今に、つたない内容ではございますが今年も片付け好きの体験をお伝えできればと思っております。
さて、今年最初の片づけは、領収書についてです。年が変わりもう少しで確定申告の季節がやって来ます。長い間、確定申告で大変な思いをしてきましたが、お陰様で今では、家計簿だけになり、気持ちがずいぶんと楽になりました。それでも、忙しくてなかなか領収書が片付けられず、溜めてしまうことがあります。年明けも溜まった領収書を3か月分まとめて処理し、やっとスッキリしたばかりです。
領収書のまとめ方は、確定申告を行う際には領収書が大切ですので、保管する必要がありますが、家計簿でしたら一箇所にまとめて置いて、月に一度家計簿に記載したら処分してしまって良いと思います。ただ、振込の領収書などは保存期間がありますので、期間内は大切に保管しておくようにしてください。
保管の方法は、家計簿の締め日ベースで、ひと月の期間を決めて、投げ入れられるくらいでザックリの保管方法ですと負担にならなくて、良いと思います。例えばA4サイズの封筒とか、クリアファイルでサイズを揃えておくと、溜めてしまった時にも分けやすいと思います。
家計簿は、2003年にエクセルで自作したもので、水光熱費、食費、雑費、交通費、交際費、趣味費、健康維持費、医療費、被服費、諸会費、保険料、住居費、貯蓄で分け、ひと月分の合計を記載するだけの簡単なものです。覚えておきたい事柄については、詳細を追記できるようにしてあります。
家計簿のような記録は、ある程度溜まってくると、一層利用価値が上がってくると思いますので、まだの方は、簡単家計簿、始めてみませんか。
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【2】       家づくり雑記帖 「阪神淡路大震災の教訓」

こんにちは設計の田中です。
先日の1月17日、阪神淡路大震災から20年が経ちました。あの衝撃的な出来事は、防災についての考え方、意識を変えるきっかけとなり、安全についての基準の見直しも必要となりました。という事で、今日は、阪神淡路大震災の教訓について書いてみたいと思います。

20年前の1月17日、早朝、神戸市を中心に震度7の激しい揺れが襲い、多くの死傷者、多くの建物が全半壊をしました。地震大国の日本は世界的に防災意識が高く、建築土木の安全基準も厳しいと言われていました。しかし、初めて経験した都市型大地震の被害は言葉を失うものでした。地震直後、街中では大規模な火災が発生し、高速道路は横に倒れ、ビルの1階はまるまる押しつぶされた様にペシャンコになり、または地面に沈んだり、折れて倒れたりしました。これらの被害状況の情報伝達は混乱し、救援物資は遅れ、最も効果を発揮したのは被災した当事者たちの共同活動と忍耐強さでした。
その後、約16兆円の復興事業が進められ20年で経済や人口は震災前と同じ程度まで回復しましたが、復興住宅での高齢化や孤独死などの課題は今も続いています。

これらの経験から、阪神淡路大震災以降の20年間で防災について多くの事が見直されてきました。全国には震度観測点は全国に強化され、震度階も人の感覚によるものから震度計に変わり地震速報が早くなりました。また、地震調査研究推進本部が総理府に設置されることにもなりました。

ビル建築や土木の分野では、防火、コンクリートの中性化、地盤の液状化が問題視される事になり、高速道路や橋、トンネルの点検や補強が積極的に進められ、倒壊により復興の際に重要となる道路を塞ぎそうな建物や公共建築物、老朽化したビルも耐震補強されていきました。住宅分野でも古い木造住宅について耐震診断方法が整備され、新しく建てる木造住宅は金物の補強が義務化され、検査を実施する行政も増えました。

当時、特に注目を集めたのは活断層でした。自分の住んでいる場所の近くに活断層はあるのか、新たに土地を購入するにも気になる情報でした。今では市町村でも活断層の情報が整理され、国土地理院では「都市圏活断層図」や「利用の手引き」などがインターネットで公開されるようになり、活断層の位置や危険性について把握できるようになりました。また、兵庫県西宮市や神奈川県横須賀市では活断層直上の土地の利用制限が条例でされるようになりました。一方、地震直後には余り話題になりませんでしたが、その後の調査の結果、活断層や震源地から離れた場所に関わらず激しく揺れて、被害が大きくなった場所がある事も解りました。
通常、地震の揺れは震源地から離れる程に揺れが小さくなりますが、都市部や埋立地、土砂が堆積した土地、斜面地に盛土造成した土地など、いわゆる軟弱地盤の土地では、震源地から離れていても大きな揺れになる事があります。特に斜面地を盛土した土地で完成から時間が経っているものは、正しく施工され行政によって検査されたものであっても安心できないという事で国土交通省が「わが家の宅地安全マニュアル」を作成しています。また、都市によっては「大規模盛土造成地」の調査結果を公表していますので、インターネットで検索してみると良いと思います。

これからは震災を知らない世代が社会に増えて行く事もあり、あの大災害、震災後を見てきた世代は、教訓を活かして行く役割も担っていかなければならないとも言われています。
松匠創美でも、絶対安全は難しいながらも100年住み続けられる住宅になるように、耐震については注意を払ってきましたので、今後も教訓を活かし続ける事で役に立てればと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】家づくりのいろは 「窓廻り―プリーツスクリーン―」

こんにちは、千葉です。
気持ちを新たに今年も皆さんに、よりわかりやすい、「家づくりのいろは」を書いていきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

今日の「家づくりのいろは」は、窓廻りのプリーツスクリーンについて勉強していきたいと思います。

ちばメルマガ2015_0121 写真-2
プリーツスクリーンは紙を蛇腹に折ったような形状をしており、ブラインドのような感覚で上げ下げする形のものです。ブラインドと違い1枚の生地が蛇腹になっているので、断熱性能も高いようです。
我が家では、プリーツスクリーンを使用しています。以前は、カーテンを下げていたのですが、子どもが小さいと昼間に汚れた手を拭いたり(?)、引っ張ったり、室内用のオモチャの車を乗り回して、引っ掛けてしまったりと困ったことがあったためと、雨戸がついていたので、夜もカーテンを閉めないことが多く、湿度が高い場所だったからか、カーテンの裾がカビてしまい、他のものに替えたいと思っていました。
そんな時、ちょうど私の実家で父がプリーツスクリーンに替えて、ブラインドより閉めていても採光が取れて便利そうだなと思い、調べたところプリーツスクリーンにはシングルタイプとツインタイプがあり、ツインタイプだと2種類の生地を1つのメカにセットして自由に切り替えることが出来ます。多くは不透明生地とシースルー生地の組み合わせをセットにし、カーテンの2重掛けをひとつのスクリーンでしてくれる優れ物です。
そして、2種類の生地を上下どちらにもってくるか選ぶことが可能です。
外からの目線が同じ高さ、または下方向からの場合は上部をシースルー生地にして採光を取り、下部を不透明生地にして視線を遮り、外からの目線が上方向からの場合は上部を不透明生地に、下部はシースルー生地にして視界を確保することが出来ます。
デメリットとしては、取外しするのは難しく、洗濯はできないので、ほこりをはらうくらいのお掃除しか出来ないということと、シースルーであっても、カーテンのレースのように、風通しは良くないということです。
この他、最近では和室などに障子をつけないで、プリーツスクリーンを付ける方もいらっしゃるそうです。障子だと必ずどちらかの窓に障子がかかってしましますが、プリーツスクリーンにすることで、上にすべて上げてしまえば、窓にかかるものがなくなり、景色が良くなるという利点があるからだそうです。
我が家の愛犬チョビスケと一緒にプリーツスクリーンを撮ってみましたので、ホームページからご覧になってみて頂ければ幸いです。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「玄関の片付け」

【2】   家づくり雑記帖 「 雪対策 」

【3】   家づくりのいろは 「窓廻り―ローマンシェード―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「玄関の片付け」

こんにちは、片付け好きの久保です。今朝のコト、出掛けようとして既に玄関で靴を履いている松田から「2階に鍵ありますか?」と声がかかりました。2.3日に1度はあるコトなのですが、その都度、そこに居合わせた者は全員、今までしていたことの手を止め、鍵を探さなければならなくなります。これって、ちょっと傍若無人な行為ではありませんか。他にもメガネ・携帯・上着バージョンもあります。

そこで、玄関に置いておくと良いと思うものの一番目に鍵を上げたいと思います。鍵を開けて入ったらすぐに所定の場所へ置けば、出掛ける時まで家の中で使用することもなく、出掛ける際にはすぐに出掛けられます。うちのようにスペースを設けても置いてもらえないと意味がないのですが・・・。自分はとても便利にしています。

ということで、今日は玄関の片付けについてです。玄関は外と内の境界にあたりますので、汚れやすい空間ですが、一方で玄関は家の顔とも呼ばれる空間ですので、極力きれいにしたいところです。原則、汚れやすい空間には掃除がし易いようなるべく床に物を置かないこと。そこで、脱いだ靴は玄関の土間に放置しないようにすることをお勧めします。ほんのちょっとのことです。習慣にしてしまえば何の苦にもなりません。

玄関収納は、靴を納めることがメインで、他には靴磨きセットや、傘、印鑑も玄関にあると便利です。犬を飼っている場合、犬用の散歩グッツや足拭きタオルなども置きたいモノです。このように生活スタイルによって玄関に納めるものには幅があります。小さいお子さんがいらっしゃる場合にはベビーカーや3輪車などのちょっとした遊具まで納められると便利ですし、自転車やバイク通勤の場合レインコートなど濡れたものを掛けられるスペースが欲しいですので、シューズクロークのような空間が取れると玄関収納がより充実します。

最近では、うれしくないことですが、災害が頻発していますので、非常持ち出し袋なども避難経路のひとつ玄関に置かれることも考えられます。大掃除の際に、玄関収納に骨が折れて使えなくなった傘やサイズが合わなくなってしまったり、修理が必要になっている靴がないか、一度点検して見るのはいかがでしょうか。

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【2】       家づくり雑記帖 「雪対策 」

こんにちは設計の田中です。
12月に入り各地で大雪に見舞われ、雪とは無縁かと思っていた四国の被害状況にはとても驚きました。国土交通省では「異例の降雪に対する国土交通省対策本部」が設置され、この冬は常設するとの事です。思えば、関東地域に大雪が降り大パニックになったのも今年の2月の話でした。という事もあり、今日は、「雪対策」について書いてみたいと思います。

地球温暖化と言われていますが、一方で近年、寒冷期とも言われていて、豪雪、大雪が日本各地で増えています。
昭和時代の豪雪は数回記録されましたが平成に入り、しばらく豪雪記録はありませんでした。平成18年になると「平成18年豪雪」という大災害が発生し、平成22年以降は毎年各地で豪雪が記録されています。今年の2月には、関東でも大雪が記録されました。また、これらの豪雪や大雪では、転落死や屋根からの落雪による窒息死、関東では交通事故死と多くの人的被害を生みました。

建築でも被害が多く発生しています。今年2月の大雪では、積雪に対する備えが無い関東地方の一般店舗、駅のホーム、商店街アーケードの屋根、くまがやドームの屋根や中学校の体育館の屋根などが雪の重さに耐えきれずに崩落しました。
青梅市第三中学校や、彩の国くまがやドームの場合、行政指導されていた30センチの積雪量を考慮して設計していたそうですが、実際に崩落した時は想定を上回る約60センチの積雪量だったそうです。

住宅計画の場合で新しい雪対策というと、「無落雪屋根」です。その昔、久保と一緒に務めていた設計事務所でも関わらせて頂いた事がありました。雪が多く降る地方にも関わらず屋根を平らに計画し、雪を意識的に積もらせます。積もった雪は天然の断熱材となり冬暖かいという計画です。雪質が軽い北海道を中心に広がっています。その他、板金屋根を暖めて雪下ろしの手間を省く「屋根融雪」工法もあります。熱源は電気もガスもあるようで、少し大がかりですがリフォームで設置する事も可能です。
政府によると大雪の死亡事故の内、3人に2人は雪下ろし時の落下事故で、65歳以上の高齢者が多いので、高齢社会の寒い地方の家づくりには「無落雪屋根」も「屋根融雪」もお勧め工法ではないかと思います。
雪が殆ど降らなかった東京以南の場合の雪対策は、「雪止め」を屋根に取り付けるかどうか、という事になると思います。
豪雪地方では雪止めは付けず、雪が度々降る地方では取り付けて、雪が滅多に降らない地域は余り取り付けない。というのが一般的でした。
コチラで板金屋根の雪止めの画像をご覧になれます
豪雪地方で取り付けない理由は、雪の重みで雪止めが壊れる、雪下ろしの際は邪魔になる場合があるという事で、雪が度々降る地方で雪止めを取り付ける理由は、屋根の雪が、雪崩のように落ちてきた時に、樋が壊れる、近隣の庭や歩行者、自動車に対して危険という事が言われていました。東京以南の場合は「普通」や「常識」が無く、意見が様々なのが現状だと思います。

これからは、寒冷期で今まで雪が余り降らなかった地方にも雪が降る。異常気象による一時的な大雪も増える。住宅の高断熱化で屋根に積もる雪の積雪量が増すと言う事も言われています。雪対策としては、見通しがつけにくい、予測が付かない時期ではありますが、変わって行く環境や住宅事情を見守って行きたいと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】家づくりのいろは 「窓廻り―ローマンシェード―」

こんにちは、千葉です。
いよいよ年末の大掃除やおせち作りの時期がやってきてしまいました。一年があっという間に感じます。スッキリきれいに片づけて、気持ちを新たに新年が迎えられるといいですね。

今日の「家づくりのいろは」は、ウィンドウトリートメントのローマンシェードの役割について勉強していきたいと思います。
ローマンシェードは、生地を昇降装置に取り付けて、上下に開閉するものだそうです。カーテンは左右に開閉して、開けたときには窓の両側に生地のたまりができるのに対し、ローマンシェードは、上部にたまりができるという違いがあります。
シェードに使う生地は、ロールスクリーンのように加工しないため、ほぼカーテンに使う生地を使用でき、生地本来の風合いを楽しめるようです。
また、高さを調節して日差しや、隣の建物の上からの視線を遮るのに有効で、シェードの開いている下の部分からは、お庭などの見たい景色を直接楽しむことができます。
両開きのカーテンのたまりが邪魔かなと思われる方にはお勧めかもしれません。小さい子どもがいるお宅では、上にあげてしまえば触って汚すことがないという利点もあります。
今年の「家づくりのいろは」はいかがでしたでしょうか?文章を書くのが苦手な上に、勉強しながらお伝えするということは、とても難しいと感じています。
今年も最後までお読み下さりありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
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今年も1年間「木の家を知る・建てる・暮らす」メールマガジンをお読みいただきましてありがとうございました。
スタッフそれぞれの視点、それぞれの角度から家づくりの事、皆さまにお伝えできたのではないかと思っております。
来年もなるべく分かりやすく、楽しめる内容をお伝えできるよう、頑張ってまいりたいと思っています。
それでは良いお年をお迎え下さい。来年も宜しくお願い致します。
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【1】   片付け好きの頭の中 「取扱説明書と保証書の片付け」

【2】   家づくり雑記帖 「省エネ住宅の室内の空気環境 」

【3】   家づくりのいろは 「窓廻り―ウィンドウトリートメント―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「取扱説明書と保証書の片付け」

こんにちは、片付け好きの久保です。この間の日曜日、愛用の電動歯ブラシが動かなくなってしまいました。この電動歯ブラシは、昨年の1月に購入した物で、まだ2年弱しか使用していないため、修理を依頼してみることに。早速メーカーへ問い合わせますと、保証期間が2年間とのことで、現時点では補償の対象になるかもしれませんとのことで、購入日が分かるものを添付して本体を郵送するように説明を受けました。

そこで、保証書を保管している4冊のファイルから電動歯ブラシの取扱説明書と保証書を探します。すると、探している途中に既に手元にはないものの保証書などが、ちらほら目につきました。これまで使用していたものを買い換えた場合には、自然と入れ替えが行われますし、新しく仲間入りしたものの場合には、追加されます。ところが、手放したものや使えなくなり処分した物については、ついつい放置されることになるのです。

手放すときにも忘れないようにできることが一番いいと思うのですが、時々見直して、ファイルを片付けるようにすることも必要かもしれません。最近では取扱説明書がネットで閲覧できるようになり、取扱説明書は保管していないという方も増えているようですが、まだまだ、そこまで割り切れませんので、この機会に、すべてのファイルに目を通し、年内に保証書ファイルの片づけを行おうと思います。

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【2】       家づくり雑記帖 「省エネ住宅の室内の空気環境 」

こんにちは設計の田中です。
12月になり本格的な寒さを感じることもあり、仙台育ちの僕は炬燵が懐かしく思ったりもします。先月のメルマガでは、住宅の省エネルギー化の推進について書きました。省エネルギー化が進むと、これまでの住宅とは違う暮らし方というものを理解する必要があります。今日はそんな省エネ住宅の室内の空気環境について書いてみたいと思います。

省エネ住宅は、これまでの住宅と比べて断熱と気密の面で高い性能を持っていますで、給気や換気の面で注意が必要です。その性能と注意点を理解していれば、快適で環境負荷の少ない暮らしをする事が出来ますが、一方で、理解せずに暮らしていると、特に窓を閉め切りたい冬季には危険な状況になる場合も考えられます。

例えば、ガスファンヒーターや石油ストーブで、「開放型」と呼ばれるストーブの使用時が危険です。「開放型」とは室内の酸素を利用して燃焼し、発生した二酸化炭素を室内に放散するタイプの事で石油ストーブやガス栓に繋げるガスファンヒーターがそれです。このストーブの使用時には酸欠や一酸化炭素中毒を避ける為に多くの換気をする必要があります。昔ながらの感覚で暖気が逃げるといって窓を閉め切り、換気をしないでいると危険な事になるので、必ず注意をして頂かなければなりません。

酸欠や中毒についてはキッチンのガスコンロの使用時も同様で、燃焼して失われた酸素を室内に補充してあげなければなりません。キッチンには必ず給気口が設けられていますので、ガスコンロを使用する場合は換気扇を回すのと一緒に給気口を開ける事を忘れないでください。また、うっかり給気口を開け忘れてしまいがちなのが、卓上コンロを使う時ですので、その場合も注意して下さい。

それから省エネ住宅では、冬季でなくても、また火を使用していなくても、新築入居時は普段から換気を行うよう心掛けなくてはなりません。新築して間もない時期は、建材やクロス、新調した家具などから、ホルムアルデヒドなどの発揮性有機化合物の影響で、目や鼻や頭に痛みが感じられる場合があります。快適なはずの新築での暮らしが辛いものにならない様に注意したいところです。
それから油断しがちなのが、人が大勢集まった時の換気です。想像以上に酸素が失われていたり、汚れていたりするそうです。

最後に、空調設備機器の維持管理や追加工事についても少し知っておいてもらいたいと思います。今の住宅には換気扇だけでなく給気口が必ず設置されています。この給気口にもフィルターが取り付いていますので、掃除を行うようにして下さい。
それから、住み始めてからエアコンの設置をする時に新しく貫通孔を開ける場合は、工務店に一度相談してみて下さい。省エネ住宅の外壁には、気密性を高める為の施工がされていますので新しいエアコンの貫通孔が断熱や気密の欠陥とならないようにしたい所です。

省エネ住宅になると、火の温もりから少しずつ遠ざかっている気がしたり、今まで人気が高かった石油ストーブも活躍しにくくなったりと、少し寂しさも感じられますが、寒さで縮こまらなくてもいい暮らしは、やっぱり良いものだと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】家づくりのいろは 「窓廻り―ウィンドウトリートメント―」

こんにちは、千葉です。
我が家の子どもたちは、クリスマスツリーを飾り、外にも電飾を付け、サンタクロースに何をお願いしようか考える、楽しい時期を過ごしています。インフルエンザが少し流行りだしたそうですので、楽しくクリスマスを迎えたいですね。
今日の「家づくりのいろは」は、ウィンドウトリートメントのカーテンの役割について勉強していきたいと思います。
窓の断熱性能が悪かったころのカーテンは、室内に冷気が入り込まないようにするための大事な役割を果たしていたため、布にヒダ(プリーツ)をつけて布地の密度を濃くして、断熱効果を上げていたそうです。しかし、最近では窓の断熱性能がとても良くなってきたので、必ずしも厚手の布とレースやオーガンジーなどの透過性のある布の2重掛けをしなくてもよくなってきて、カーテン自体の役割が光の取り入れ方や目隠し効果などに変わってきたようです。更に、最近のカーテンはどちらかというと、装飾としての役割が大きく、そのため布へのヒダを必要としないものも出てきたようです。ノンプリーツと言ってカーテンを閉めた時には、1枚の布が掛けてあるようなカーテンもあるそうです。
また、カーテンはロールスクリーンやシェードと違って、カーテンを閉めたままでも、隙間から出入りが出来る良さや、窓を開け風が入り込んでもロールスクリーンやブラインドの様にカタカタと音がせずに閉めておける良さがあります。
これらのカーテンには、特殊な機能を備えているものがあり、遮光、防炎、ウォッシャブル、遮音、抗菌など様々なものがあるようです。
掛けるカーテン1つで、空間のイメージはずいぶん変わると思いますので、取り付ける場所や向き、窓の大きさなどによって、楽しく選ぶことができるといいですね。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。

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