昨日、横浜でも平年より一日早く、桜の開花が発表されました。

通常は開花から一週間程で見頃になると言われていますので、

週末くらいには花開いた桜を見ることができそうで、楽しみです。

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現在建築中の大きな屋根の家は、大きな屋根が特長です。

その大きな屋根は、屋根にスギの無垢材を加工したボードを使用し、

強度を得るとともに、天井材としても見えるようになっています。

そのため、視覚的にも木の質感をたっぷり楽しんでいただけます。

また、松匠創美で建てた家には、その屋根の部分に

天窓を取付けることが比較的多くあります。

今回の大きな屋根の家にもひとつ天窓がついています。

天窓は、本来雨仕舞を第一に考えた場合、

無ければその方が良いものとされています。

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天窓を屋根の上から見るとこんな具合に納まっています。

このように屋根に大きな穴を開けるわけですから、

施工は注意深く慎重に行う必要があります。

その上で、建てた後も時には天窓の周囲に

枯葉等が詰まっていないかなど、点検をしていただくことが、

雨漏り事故を防ぐことにつながるのではないかと思います。

建築基準法では、天窓は壁に取り付ける窓の3倍の光が

差し込むものとして計算してよいと定められていることからも

その光効果は絶大です。

また、換気窓としても高いところに取付けると有効ですので、

天窓にはリスクがあっても取付ける魅力があるのだと思います。

先週、大きな屋根の家では、以前こちらでご紹介をしました

クライアントさんご夫妻の手によって桐油を塗っていただいた

床板の施工が始まりました。

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床材は、木材利用ポイントを活用して、信州のから松です。

から松は比較的杢目がしっかりとあり、節は小さいですが多目です。

施工時には比較的白っぽい木肌なのですが、脂分が強いので、

色目がどんどん褐色へと変化することを楽しめます。

また、硬さも程よい、おすすめの材です

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そして先週末は、クライアントさんと現場で外構の打合せでした。

その打合せの後、やや陽が傾き始め風が冷たくなってきた頃に、

吊り込みを終えた玄関扉に、撥水剤の塗布をしていただきました。

塗装のアルバイトをされていた経験を持つクライアントさん。

慣れた手つきで上手に塗って下さいました。

寒い中、ありがとうございました。

今日は葉山辺りも朝から荒れ模様のお天気です。

昼頃には一旦雨が上がっていたのですが、

午後には、台風並みの風に雨が降り始め、

夜には、ちょっと怖いくらいの暴風雨になっています。

心構えなく迎えた暴風雨ですので、

被害など出ないことを祈っています。

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大きな屋根の家は先週、壁に断熱材が入りました。

断熱性能を確保するためには施工精度が重要になります。

そのため、まずは、施工の準備としまして、

現地にて、今回の建物で断熱欠損が出そうな部分などの

注意箇所の確認を行い、対策を検討しました。

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そして、実際に断熱材を入れている際に立ち会いまして、

写真の箇所のように、見えにくいところや、入れにくいところまで

しっかりと断熱材が入っているのか確認をします。

葉山辺りの温暖な地域では、まだまだ断熱に対する意識が低く、

寒冷地の職人さんたちのような精度が出ないのが現状です。

そのため、心を鬼にして重箱の隅を突きます。

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コンセント周りなどの入り組んだ部分も注意が必要です。

断熱材が隙間なく入りましたら、シートを貼って完了です。

お疲れ様でした。