松匠創美で借りて居ります倉庫の庭の梅の木が、

今年はたわわに梅の実を実らせました。

もちろん、一切手をかけていないという自然任せ栽培です。

すこし実が落ち始めた先日の日曜日に、収穫を致しました。

大きなお鍋に2杯分、約6kgありました。

実は、そんなに収穫できるという予定はありませんでしたので、

本物の自然栽培のてらがき農園にも2kg注文してありました。

こちらの選別された美しい梅は、良い香りがして、輝いていました。

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そんな訳で、総量、8kgの梅のヘタを一粒一粒取り、

丁寧に洗い、水分を拭きとる作業をし、

肉体的には、腰に少々負担が掛かりましたが、

精神的には、無心になれて、とてもクリアになれた気がします。

下ごしらえが終わった梅で、梅酒(ブランデーと泡盛)と

梅ジュース(氷砂糖+黒糖と黒糖のみとハチミツ)を漬けました。

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日々、変化が見られて、ビンの様子を確認するのが楽しみです。

今日も引き続き、先日、京都観光させてもらった時のことです。

最後に、田中のリクエストで、もう一ヶ所行ってきました。

そこは、三十三間堂です。

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今回改めて、足を運び頭に浮かんだことは、

整然と立ち並ぶ、1001体という圧倒的な観音様の数と、

それを納めるために建てられた長いお堂は、

どのような発想から実現に至ったのか?

常識の範囲を超える、発想の凄さでした。

1千体の等身立像は、表情や体型が一体一体違います。

そして、裏側に納められた傷だらけの一体の像は、

造像の為の寄付を集めるために

全国を担いで廻ったものだそうです。

また、中央に位置する中尊は、とても良い表情のお顔立ちで、

ずっと見ていたい気持ちにさせてくれるものでした。

ただ、そうも言って居られませんので、帰路へ着くことに。

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すると京都駅近くで、何やら大きな建物が見えてきました。

よく見てみましたら、現在改修中の東本願寺でした。

修復が終わった頃、また京都へ来たいと思うのでした。

昨日に引き続き、京都観光のことです。

実は学生の時に一度、訪れてから、ずっとまた行きたいと

思っているところがありまして、今回はその念願が叶いました。

清水寺から向かいましたのは、目的の智積院です。

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こちらのお庭が、大変に素晴らしく、脳裏に焼きついて居りまして、

今回、見ごろのと言われている、つつじの季節に

また、訪れるコトができたことは、たいへんに幸せなことでした。

これぞ、本物の借景を生かしたお庭です。

そんなに広くはないお庭なのですが、

雄大さを感じさせる奥行き感があります。

そのため、眺めていて、飽きることがありません。

暫し、腰を下ろし、堪能いたしました。

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また、こちらへ行きたかったもうひとつの理由は、

田渕俊夫画伯の襖絵を鑑賞したかったからです。

田渕さんの襖絵は以前、シャープのアクオスのCMに

使用されていたこともある、それです。

ギャラリーで複製画を見たときに

「このひとは、きっと夏に生まれたはず」と感じて、

図録で確認しましたら、やはり夏生まれでした。

今回実物を拝見しても、襖絵からは、それが伝わってきて、

同じ夏生まれとしてとても共感を覚えました。

智積院では、幸福な時を過ごすことができました。