松匠創美で建てた家『趣味を楽しむ家族の家』が

完成したのは、今からちょうど5年前の3月でした。

02-07-07

あれから月日を経て、小さかった二人のお子さんは

すくすくと成長され、仕切りも扉もなかった部屋に

そろそろ手を加える必要が出て来たとのことで、

ご相談をいただきました。

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相談の結果、今回はまだ、

お部屋の大きさはこれまで通り広いままにし、

部屋の入口に、扉を取付ることになりました。

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後から工事を行う関係で、

新築時とは異なる方法で扉を納める必要がありました。

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新築時に取付けた建具は、床に埋め込まれたレールを

戸車が通る戸車式の引き戸だったため、

開け閉めの際には、摩擦による抵抗がありました。

ところが、今回は、吊りレール式の引き戸になり、

開閉時に全く抵抗を受けることがありません。

これまでの扉とは、使い勝手がかなりの違いますので、

取り扱いにはご注意ください。

久しぶりにお邪魔させていただいて、

とても素敵に暮らしてくださっている様子を

拝見することが出来て、とても嬉しい気持ちになりました。

ありがとうございました。

今日も昨年の秋に完成をしました

『3層吹抜けのある家』のご紹介をいたします。

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昨日までご紹介をして参りました3階から

吹抜けに面した階段を2階へと下りて来ますと

東側にキッチンとダイニングがございます。

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キッチンはアイランド型で、大きなL型のシンクが特長です。

これは、既に結婚して独立をされている

2人の息子さんご夫妻が、遊びに来られた際に

皆さんでキッチンを囲めるようにと選ばれました。

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吹抜けを挟んだ西側は、リビングスペースです。

リビングの一部には、畳コーナーもあります。

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こちらは日常、お母様が寛がれたり、

息子さんたちご夫妻が遊びに来られた折には、

雑魚寝することも出来るようにと

大きなソファのイメージで

少し高さのある、小上がりにしました。

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そこに生まれた空間に、布団を納めようと、

大きな引出し式の収納を製作致しました。

2階のご紹介はもう少し続きます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

今日は、昨年の秋に完成をしました

『3層吹抜けのある家』のご紹介です。

少し時間が空いてしまいましたので、おさらいから

完成写真1では、3層の吹抜けについて、

完成写真2では、3階の2つの個室についてを

ご案内して参りました。そして、3回目の今回は、

3階のまだご紹介していなかった部分についてです。

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3階の床には、屋久島の地杉を貼っています。

貼る前と完成時には桐の油をクライアントご夫妻に

塗っていただきました。

*貼る前に塗った時の様子は、こちらでご紹介しています。

その時、節のある材に交じって無節の材があることに

気付かれたご夫妻が、塗りながら選別して下さり、

廊下部分は無節の材で揃えることが出来ました。

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個室の床は、スギの節有り赤味材で個性的な表情に、

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一方の廊下部分は、無節で優しい表情になりました。

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3階にはもう一部屋、納戸があり、ここには、

お手持ちの材料を利用して、棚を造作しています。

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窓下のカウンターには、

今では貴重な材となった無垢のラワン材を利用し、

その両サイドには、

クライアントさんのお母様とおばあ様、それぞれが

嫁入りの時に持ってきた洗い張りの板を利用しています。

脚の部分にその名残が見られます。

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また、収納の引き違い戸も60年近く前のもので、

無垢材のしっかりとした造りですので、

戸のサイズに合わせて収納の大きさを調整しました。

これから更にもう60年活躍してくれる事に期待です。

次回は2階をご紹介したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。