今日も引き続き「浦賀ドック」でのことです。
昨日、造船の基本は工具からと書きましたが
当時使用されていた工具がいろいろと展示してあり
実際に手にとって触れることが出来ます。
その中でもなるほど~と思ったモノがこの方位磁石です。
見た目にも時代を感じさせる、とても素敵なのモノなのですが、
磁石の盤面部分を見てみますと、
写真の上が北、右がW(西)、左がE(東)、下がS(南)です。
(見えにくくてすみません。)
と言うことは私たちが通常使用する磁石とは逆です。
それは、この磁石を船の突端に北を合わせて取り付けると
船を右に旋回させたときに針が進行方向の東を指すように
出来ているからなのです。
この方式は日本独自のモノのようです。
これなら混乱することがなくてとても判りやすいと思いました。