■ 第21号 ■
■□・・―――――――――――――――――2010年05月12日
木の家を知る・建てる・暮らす
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□こんな感じに過ごしてます・・・
こんにちは 田村です。
先月末からですが 葉山では「葉山芸術祭」というイベントが開かれています。
何かと言いますと、葉山やその近隣の逗子・横須賀などに住んでいる一個人の人たちが 自宅などを開放して お店(手作りの雑貨やカフェ)を開いたり ワークショップや展覧会をしたりするアートイベントで 全体で約1カ月ほどの期間 開催されます。
私の友達も 何人かこのイベントに参加していて 時間が合えば できるだけ何をしているのか覗きに行くことにしています。
時間が合えば・・というのは 1日しかオープン(参加)しない人たちもいるので 行かれないこともあるんですよ。
毎年必ず尋ねるのは 中川彩香ちゃんのオリジナルブランド「Conejo(コネホ)」のオープンハウス「MOON HOUSE」です。
キャンバス布にアクリルペイントで下絵を描き その上にミシン刺繍をほどこした イラストレーショやバッグ・小物・オブジェ等様々な作品は とてもカラフルで可愛らしく 持っていると元気が出るので 大好きです。
特にバッグは 持ち歩いていると必ず「それはどこで?」と声をかけられるので 営業マン?なんじゃないかと思うくらい 宣伝しています(笑)
その彩香ちゃんから「素敵なうつわが色々あるからいってみなよ。」と オススメされて今回初めて伺ったのが「ARAHABAKI」さん。
国内の作家さんの うつわやキッチン用品・鋳金アクセサリーなどが 土間のスペースにセンスよく並べられていました。
お店のような作りのお宅でしたので 普段も営業しているのか ご主人に聞いてみると「月にちょこっと開きます。」とのことで 「あっ 来月はワールドカップだから お休みします。」と笑って教えてくれました。
「アフリカにいくんですかっ!?」と聞くと「いえいえまさか・・家で応援です!」
なんて ほんとに葉山らしい時間が流れました(笑)
それから ネットで偶然みつけた裂編みバックの作家さんが お友達のお家でお店を開いているとブログに書かれていたので 鼻を・・胸を膨らませながら伺ったのが「少し高台ショップ」さん。
「short finger」というブランド名で ニットやコーヒーの麻袋をつかったバッグ・コサージュアクセサリーを販売されているのですが 普段はネット販売が中心のようだったので 実際に作品を見ることができ とても興奮してしまいました。
「ネットでみつけて ぜひ欲しいと思ってました!」とオーダーさせてもらうと「葉山の人たちに まだまだ認知されていなかったので とっても嬉しいです!」と 私と同じように興奮してもらえたようで益々嬉しくなりました(笑)
帰り際に「うちの旦那です。」とご主人を紹介していただき「今度家に遊びに来てくださいね♪」と お二人にニコニコ笑顔で言ってもらえたときは ここにずっと暮らしていたいなぁ。。と 心があたたかくなりました。
葉山芸術祭は 今月の16日(日)まで開催されています。 15日(土)には御用邸の近く森山神社の境内で「青空アート市」というお祭りが開かれます。
美味しい屋台も沢山でますよ♪
お時間のある方は 遊びに行ってみてください。
松匠創美のアートな作品 花ちゃん・・んっ?
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こんにちは、設計をしている田中です。
今日は、リフォーム編 第五回です。
ご依頼下さったのは、松匠創美のWebサイトがオープンしてご連絡を下さった最初のご依頼主でした。
私たちの造る家は100年は使って欲しいと考えている一方で、既に建っている家も、もっともっと使い続けられる様にリフォームして行きたいと思っています。
今回のリフォームも、そんな一例です。
リフォーム編 第五回
「暖かい家に生まれ変った民家」
ご主人は、寒いところの出身で、趣味のウィンドサーフィンと、子育ての為に、もうすぐ生まれる2人目の子を合わせて親子4人での葉山移住計画でした。
最初に電話で連絡を頂いた時の内容は、「購入した古い平屋建ての家を直したいので見て欲しい」でした。
すこし急いでいる様子だったので、早速、次の週末にお会いすることにしました。
建物は、築80年の民家で、古い部分は比較的手の入っていない状態で、見た目は綺麗でしたが雨漏れなど直す部分は多い家でした。
ご相談内容としては、冬でも、室内ではTシャツ、短パンで暮らしたい。
地震が心配なので対策をとりたい。
また、ニセモノ部分を撤去して、ホンモノを使って直して欲しいという事でした。
計画に先立ってまずは、築年数がかなり経っている建物ですので、解体工事を進めさせていただき、床下や、天井裏の状態を確認した上で、断熱と耐震の改修方法を決定していくことにしました。
屋根は瓦屋根、下地はトントン葺きという古い工法のため、劣化が進んでいて雨漏れをしていた痕跡が見られましたので瓦を全て外し、防水処理をしなおし、断熱材を入れました。
割れていた瓦は新しい瓦に交換しながら葺きなおしました。
外壁は、購入前のリフォームで施されていた工業製品を撤去し、断熱材を充填した後に、無垢の木で仕上ていきました。
窓も、全てペアガラスの新しい断熱サッシに交換しました。
畳の床は、新たに断熱材と床暖房を施し、無垢のフローリングに貼替えました。もともと無垢のフローリングだった部分は、その味を活かし床下から床暖房を施行しました。
間取りは、重い屋根という事もあり、柱や壁に手を加えたことでバランスを崩すことが危険視されましたので、柱や壁は撤去せずに、間仕切り壁を追加していく計画でまとめていく事にしました。
キッチンと食器棚、洗面化粧台家具も全てオリジナルで製作し設置させていただきました。
元々は隙間の多い古民家のリフォームでしたが、とても暖かい家になりました。
ご主人も、流石にTシャツ、短パンという訳にはいかない様でしたが、それに、薄でのシャツを一枚羽織る程度で暮らせた
ので、とても喜んでくれている様でした。
設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美のブログでも紹介しています。
「オリジナル洗面台」 「外壁工事」 「明日お引越し」 「床暖房」 「7時間」 「いいお天気で」 「トントン葺き」
トントン葺きは松匠創美のメルマガでも紹介しています。
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□家づくりのことば・・
私(田村)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」と思う建築用語が たくさんあります。
なんとなく聞き覚えのある言葉や 初めて耳にする言葉などをここで少し紹介したいとおもいます。
○建前(たてまえ)と上棟(じょうとう)
私の仕事の一つに 大工さんたちがその日どこの現場で作業をしていたのかを確認して カレンダーを付けるという作業があります。
よく言うシフトみたいな物で 建築用語では「出面(でづら)」と言います。
予め松田にその日の出面を聞いて 後日確認のため各大工さんたちに電話をかけています。
先日ある大工さんに電話をかけた時のことです。
「5日は○○さんの現場で“たてまえ”してましたよっ。」と言われたのですが 確かその日は“上棟(じょうとう)”してるって聞いてたんだけど?と 心の中で2秒ほど間が空いてしまいました(汗)
他の現場の確認のこともあったので その電話では「そうでしたよね、あはは」的に話をすすめ・・電話を切りました(汗汗)
電話を切りながら 松匠創美の『家づくりの流れ』 というウェブページを作る際の打合せで 上棟のことを話していたときのことを思いだして 他にも言葉があったことに気付き 建前(たてまえ)も同じ意味合いだったとわかりました。
何秒もかかって(ですが)思いだせたことに 喜びを感じながらも(笑)
沢山の言葉を覚え さっとわかるようになるには どれくらいかかるんだろうと ちょこっと心配になっているこの頃です・・。
○上棟=家の柱(軸組)を一日で立ち上げる作業で、屋根の一番
上に棟木を取り付けること。
棟上げ(むねあげ)・建前(たてまえ)・建舞(たてまい)と
もいう。
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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい
有限会社 松匠創美
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▲身近な写真と共にブログ更新中
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