少し前に玄関ドアの交換依頼を受けました。
あまり見たことのないパターンの玄関ドアだったため、
どのようにするのが良いのか判断するのに
いろいろな方に声を掛けて相談に乗っていただき、
時間が掛かってしまったのですが、
やっと方向性が決まり、今日は製作寸法の採寸でした。
決められた箇所の寸法を何箇所も採寸して行きました。
南向きの玄関のため、直射日光をたっぷり浴びる位置に
無垢の木の玄関ドアが取り付けられています。
そのため、室内側は、まだ十分きれいなのですが、
屋外側は、すっかり塗装が剥げてしまっていて、
日によっては開かなくなってしまうことがあり、
困っておられるとのこと。
しっかりと塗装をした無垢の木の玄関ドアは、
その塗膜が途切れないようにメンテナンスが必要です。
紫外線による劣化に加え、塗膜が切れた部分から
雨水が侵入し、内部で木を腐らせます。
また、木が水分を含み収縮することで、建付けが悪くなり、
今回のように開かなくなるようなことが起こります。
今回、ドアは木製なのですが、枠は木製ではなく、
何故かアルミ製という変則的な組み合わせで、
住まい手さんが、ご高齢のお爺様のひとり暮らしと言うことから
こまめなメンテナンスも大変と言うことで、
ガルバリウム鋼板製の玄関ドアと交換することになりました。
閉じ込められてしまうことがないように
なるべく早く交換できるようにしたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。