少し間が空いてしまいましたが、
今日は、今年の耐力壁ジャパンカップ予選1日目を
見学してきた際のお話、まとめです。
写真は『歩夢(あむ)ちゃん』が完成したところです。
組み立て時間が短く、材料費も抑えられていますが、
やや、耐力不足感は拭えません。
一方、『軌条(きじょう)』の出来上がりです。
組み立てに1時間2分30秒と、
制限時間を2分30秒超えてしまいましたが、
見るからに強靭な耐力がありそうです。
割裂防止を狙ったファイバーテープも
もちろん考えられた位置に巻かれています。
壁の高さを自由に変更できるように、
中間梁を金輪で固定しているのですが、
寸法をタイトに仕上げているため、嵌めるのに苦労していました。
一番大変そうだったのが長ビスの固定ですが、
その中にも、細かい工夫がありました。
それは、柱を土台に固定している4本の長ビスが、
柱のホゾに対して直行に打ち込まれるように
柱のホゾを、45度回転させ、割裂しにくくしてあります。
今年で19回と回を重ねてきた大会ですが、
高さ3m、巾91cmの壁の中で
こんなに沢山の創意工夫が生まれ続けていることが、
とても興味深いところです。
来年も行われることを楽しみに待ちたいと思います。
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お時間があれば、ご覧になってみて下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。