今日は、阪神・淡路大震災から19年と言うことで、
震災を経験した各地で、亡くなった人々に
祈りがささげられたとの報道を多く耳にしました。
そんなタイミングで今日は、
木造住宅の耐震診断法についての講習会へ行って来ました。
木造住宅の耐震診断法は、近い将来発生すると考えられている
大規模な地震の「東海地震」対策として、
昭和51年に静岡県から始まったそうです。
その後、昭和53年には、静岡県版を基に全国版が発刊され、
昭和55年には、建築基準法の耐震基準も改訂されたのですが、
当初はあまり普及しなかったようです。
そして19年前、1995年に起こりました
兵庫県南部地震をうけて、2004年に発刊された
『木造住宅の耐震診断と補強方法(改訂版)』が、
いよいよ全国へ普及し、使用されるようになりました。
そして、1年半程前には
『2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法』が発刊され、
より実態に則した使いやすいものになりました。
このような、全国版が発刊されるまで、耐震改修については、
いろいろな指針があり、バラバラの基準だったため、
どの方法で検討すべきか判断に困ることもありました。
しっかりとしたものさしが示されていることは、
とても良いことだと思います。
私達、建築に携わる者に出来ることは、
地震被害を少しでも軽減化するよう日々考え、
業務に反映することだと改めて思った一日でした。