先日の日曜日は、たっぷりとスペインに触れて来ました。
向かったのは、渋谷Bunkamura。
ひとつ目のスペインは、アントニオ・ロペス展です。
昨日、東急東横線に乗りましたら、沢山広告が貼られていました。
久しぶりに、絵画でなければ表現することのできない
絵画ならではの素晴らしさを感じさせてくれる内容でした。
水はその瑞々しさを湛え、花はその香りを放ち、
街はそのざわめきや混沌の名残を漂わせていました。
時に、今回のような素晴らしい作品に出会うと、
絵画を盗む人たちに賛同したくなってしまいます。
ずっとそばに置いて眺めていたい作品ばかりでした。
そして、もう一つのスペインは、フラメンコです。
2年ぶりに来日したマリア・パヘス舞踊団による
最新作「 ユートピア 」の日本初公演でした。
2年前の来日公演も素晴らしいものでしたが、
今回もその期待を裏切ることのない素晴らしい内容でした。
フラメンコ独特の腕を使った表現の豊かさ
今回は、アバニコ(扇子)も印象的に使われていました。
後半では、ギターがあって、カンテ(歌い手)が歌い始めると、
パルマ(手拍子)がなり、ハレオ(掛け声)がかって、
次第に盛り上がり、踊り手が踊り出す。
そんなスペインの街角の様子が伝わってくるような
楽しい内容でした。