今日は、耐力壁ジャパンカップの競技の流れをご紹介します。
今年の会場は、日本建築専門学校でしたので、
会場である日本建築専門学校の学生の皆さんの協力で
今年の大会は運営されていました。
写真で作業着を着てヘルメットをかぶって
作業をしているのが学生さんたちです。
先ず、2体の耐力壁を加力試験台へ設置しボルトなどで固定します。
そして、2体の耐力壁同士をジャッキでつなぎます。
このジャッキを縮めることによって2体の耐力壁は競い合います。
このジャッキは、人力でレバーを上下に動かすことで縮まります。
この作業も「もっと早く!」などと言われながら
学生さんが行っています。若い力に感謝です。
対戦中、それぞれの壁の耐力は計測され、
スクリーンに映し出されています。
そして勝敗がついて加力を緩めますと、
ここで初めて見学者たちは耐力壁に近づくことが許されます。
しばしよってたかって見学した後は、
解体される負けた方の壁から取り外します。
取り外した壁は、学生さんたちが
解体をする場所へと移動してくれます。
次は、解体にかかる時間を計測するのですが、
それぞれのチームの解体スタッフが
木材ごとに分別し、非木材は全て取り外します。
もちろん解体にかかる時間が短い方が総合ポイントでは、
プラスのポイントになります。
この作業を見ることで、どこに負荷がかかっていたのかなどを
知ることができます。また、組立を見ていない場合には、
ここで、やっと耐力壁の仕組みを明らかに知ることもできるのです。
解体作業は、最後に木くず等もきれいに集めたところで終了です。
みなさん汗だくになって頑張ってます。お疲れ様です。
最後に、解体された材料は、材料ごとに計量を受けます。
これで、競技は終了です。
朝からほぼ休みなく丸一日、しかも3日連続、
日本建築専門学校の学生の皆さん、お疲れ様でした。
今年は特に、統制がとれていて動きもテキパキとしていて
たいへん好感が持てました。どうもありがとうございました。