こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木で注文住宅を建てている工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
とても過ごしやすい季節になりました。窓を開けるのもとても気持ちがいいです。ということで今日は、「住まいの自然換気」について書いてみたいと思います。

家の窓を開けて空気を入れ替える時に使う言葉に「通風」と「換気」がありますが、「通風」と「換気」とでは実は目的が違います。通風は家の中に風を取り入れる事で、体温調節や室温調節、体感温度の調節が目的とされ、換気は、湿気や二酸化炭素を含んだ空気と、酸素を多く含んだ新鮮な空気を入れ替える事が目的とされています。
また、通風は、「家の風通しが良い」「風が抜ける」と表現するように、風を感じるのに対して、自然換気は風を感じる事なく、気流を発生させて家の空気を入れ替えます。気流を発生させる方法は二つあり、機械で気流を発生させて換気する方法と、自然現象を利用して気流を発生させて換気する方法です。前者を機械換気と呼び、後者を自然換気と呼びます。

松匠創美の場合は窓を利用して行う自然換気の効果が上がるようにいつも設計させて頂いておりますが、住まいながら気候や風向きを考えて換気をして頂くようにご説明しています。自然換気をうまくするコツは、空気の入口と出口を考えて窓を開け閉めする事です。
自然換気で利用する自然現象は3つあり、風圧力、温度差、ベンチュリー効果です。風圧力を利用する場合では、風上の窓前では空気は正圧、風下では負圧になるため、小さく窓を開けることでも空気が引っ張られ換気が行われます。温度差を利用する場合は、冷たい空気は下降し、温かい空気は上昇する現象を利用する為、窓の高低差をうまく利用します。煙突効果とも言われています。ベンチュリー効果は、風が越屋根や塔屋を通り抜ける際に発生する吸引作用を利用します。日本でも昔の家ではよく利用されていた手法です。

換気は、新鮮な空気と入れ替えるのが目的と先に述べましたが、住まう人だけでなく、無垢の木やその他の自然素材もまた呼吸します。人も家も健康的に長生きする為にも換気をして、気持ちよく暮らすのをお勧めします。

設計:久保歩美・田中伸二

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