随分と長い間、ピンク色が苦手でした。
苦手になった背景にはいろいろな要素がありましたが、
一級建築士の受験の際、設計製図試験の担当講師が
マーカーはピンクとグリーン以外はダメ!という先生でしたので
渋々ピンクのマーカーを使っていたことを覚えています。
理由を伺うと先生は、「だってピンク色を見ていると
元気が沸いてくるじゃない」と言っていました。
その時はそういう人も居るんだな~と思っていました。
ところが、いつの間にかピンク色に対する見方に
変化が現れ始めいています。
今日も、帰り道にピンク色に染まった雲を見て
とても暖かくて心に効くような気がすると感じました。
20年以上前ですが、色彩学の野村順一先生が、
年配の方の部屋はピンク色の壁にすると元気になるので
お薦めと仰っていたことが実感として
判るようになって来たという事でしょうか。