こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「片付けって?」

【2】 家づくり雑記帖 「プリッカー賞」

【3】 家づくりのいろは 「木―セランガンバツ―」
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【1】 片付け好きの頭の中 「片付けって?」

こんにちは、片付け好きの久保です。すっかり春らしくなり、片付けにぴったりの季節になりました。

さて、今回は『片付け』とは何か?から整理してみたいと思います。辞書によりますと、『片付け』とは、散らばっているモノをきちんとした状態にすること。また、ごたごたしている物事を整理すること。とあります。と言うことは、『片付け』とは、整理された状態にする行為のことになります。
では、整理された状態とは何でしょう。辞書によりますと、『整理』とは、散らばっているものを整えてきちんとすること。また、無駄なもの、不要なものを処分すること。とあります。と言うことは、無駄なもの、不要なものを処分し、整えられた状態が整理された状態と言うことのようです。
では、もう一つ一緒に使われる言葉に、整理整頓の『整頓』があります。この『整頓』についても辞書で調べますと、良く整った状態にすること、きちんと片付くこと。とあります。と言うことは、整理された状態が維持していること。と言うことができそうです。
と言うことで、これら3つの言葉から、無駄なもの、不要なものを処分し整理した状態を生み出したら、日々片づけを行うことで、整頓された状態を保つことができる、という流れが判ります。
自分の場合で考えますと、整理をしないと片付かないため、まず整理から始め、次に片付けを行います。整頓は、ころあいを見て程々にを心掛けています。
『片付け』にまつわる言葉、いかがだったでしょうか、それではまた次回もよろしくお願い致します。
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【2】 家づくり雑記帖 「プリッカー賞 」

こんにちは、設計の田中です。
先日、建築界のノーベル賞とも言われているプリッカー賞の受賞者が日本の建築家、坂茂(ばんしげる)さんに決まったと発表がありました。実は昨年の伊藤豊雄さんに続いて2年連続日本人の受賞になります。という事で、今日はプリッカー賞について書いてみたいと思います。

プリッカー賞は、1979年にアメリカのジェイ・プリッカーによって設立された賞です。ハイアットホテルアンドリゾーツのオーナーであるプリツカー一族が運営するハイアット財団から年に一度、原則として一人若しくは一組の建築家に対して授与されます。審査員は、経済界や出版業界、建築文化教育機関などの専門家で行うそうで、建築界のノーベル賞に例えられるほどの権威ある賞であり、最高の栄誉とも言われています。

建築界のノーベル賞に例えられる理由は、候補者の推薦に公開の手続きを用いる事と、審査員の独立性が保たれている為だそうです。また、賞の目的は、「建築家の才能、洞察力、献身といった特徴を示すとともに、建築の技術を通じて一貫して顕著な貢献を人類と建設された環境に対して行っている建物を設計した、存命の建築家に賞を授けること」とあり、賞は建築作品に与えられるのではなく、素晴らしい仕事を積み重ねてきた経歴に与えられるのだそうです。

このプリッカー賞、実は多くの日本人が受賞しています。
丹下健三(1987)、槇文彦(1993)、安藤忠雄(1995)、妹島和世・西沢立衛(2010)、伊藤豊雄(2013)、坂茂(2014)の7名で、アメリカと並んで日本が最多受賞者排出国です。因みに、新国立競技場の設計のザハ・ハディッドさんも2004年に受賞しています。
また、審査員にも日本人は多く関わってきました。磯崎新(1980-84)、槇文彦(1985-88)、中村敏男(1991-99)、坂茂(2007-2010)がメンバーに入っていました。因みに中村敏男さんは建築雑誌の元編集長でその他の方々は建築家です。

プリッカー賞の公平性については疑問視する方もいるようですが、日本人建築家が評価されている背景には、日本の自然の恵みや脅威が養った感性や勤勉性が、建築の芸術性や技術を育むと言う文化がある様に思います。松匠創美の造る住宅とは規模が違い過ぎてまるで別世界ですが、プリッカー賞受賞のニュースはやっぱり嬉しいです。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方http://bit.ly/1jGaFJU

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【3】 家づくりのいろは 「木―セランガンバツ―」

こんにちは、千葉です。
菜の花の黄色がとても鮮やかな季節になりました。心も春色になってきますね。

今日の「家づくりのいろは」は、「セランガンバツ」について勉強してみたいと思います。
セランガンバツは、大径木で、木目が素直なので、柾目と言って反りや割れが出にくい製材が出来る樹種だそうです。とても硬く、重く、耐久性のある木材で、何も塗らずに雨ざらしにしても、平均寿命は15年以上とのことです。また、土中に埋めても14年は腐らないと言われるほど腐れに強い木のようです。
セランガンバツの「バツ」は「石」を意味し、石のように硬いことを表しているそうです。
ただ、それだけ硬いので、下穴を開けてからでないとビスも入らず、加工するのに手間がかかるようです。色は赤味のある濃い色ですが、経年変化とともに2~3年でシルバーグレーになります。
「松匠創美の家づくり」の中の「良質な素材」にもセランガンバツが紹介されていますので、ご覧になって下さい。
https://hayama-ie.jp/concept/concept04.html#seran
セランガンバツは、デッキなどの外構に適していますが、最初は雨などで色の強いアクが出るそうですので、駐車場などの上にデッキを造る際には、車にアクが落ちるので注意が必要のようです。この他、年月とともに木の表面がささくれてくるという難点がありますが、素足などで歩かないようであれば問題はないようです。また、素足で使用したいという場合には、骨組みだけセランガンバツを使用し、床面は先週ご紹介したウェスタンレッドシダーなどにする事も出来ます。
松匠創美でもデッキ材として使用していますので、是非ご覧になって下さい。
https://hayama-ie.jp/example/archives/464#more-464
こちらのデッキはすべてセランガンバツです。

本日も最後までお読み下りありがとうございました。

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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆

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