子供の頃、絵を書くことは自分にとっての日常でした。
そして、まちの風景を絵に描くときには
電線と電柱を描くことで絵がグッとリアルになるので
電線や電柱は絵の中に描いた方が良いと思っていました。
大人になって、家を建てる仕事をするようになり、
完成した建物の写真を撮る際に、
プロのカメラマンさんに撮影を依頼すると
大変な手間をかけて電線を消してくださるのです。
電線や電柱があることでリアルになると考えていた私は
どうしてそんなに写真の中の電線や電柱を嫌うのだろうかと
疑問に思っていました。
最近、ブログ用に空(ソラ)や雲の写真を撮ろうとするときに
電線や電柱が手前にあることで
諦めることが多くあることに気づきました。
リアルを切り取る写真には、まるで絵のようなものを求め
絵を描くときにはその絵がよりリアルになることを
望んでいるのかもしれないと思うのでした。
・・・・・あくまでも素人レベルでの話です。