こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】 こんな感じに過ごしています

「 葉山の器・生活雑貨 小禽さん 」

【2】  家づくり雑記帖 「電気のトラブル対応 」

【3】  家づくりのことば  「 引違い戸 」

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【1】   こんな感じに過ごしています

「葉山の器・生活雑貨 小禽さん 」

こんにちは 野上です。

先日の朝 ウグイスの鳴き声で目が覚めました。日ごとに日照時間も延びて春の訪れを感じずにはいられなくなりました。気温も暖かくなってきたので 仕事帰りにちょっと寄り道をして帰ろうと思い 自転車をこいで事務所がある裏通りから表通り沿いまで出てみると 少し空が暗くなりかけた中 道の向こう側に温かみのある光が大きなガラス戸から洩れている小屋を見つけました。

前からそこに平屋が建っていることは知っていましたが 家だったような?お店だったような?と 何があったのか思い出せないまま 導かれるように信号を渡り近づいてみると ガラス戸から覗いた奥に女性がいるのが見え その手前に大きなテーブルが置いてあるのがわかりました。テーブルの上には お皿などの食器類やシルクか木綿で織られたスカーフに 美味しそうな色をしたジャムの瓶などが並べられています。吸い込まれるようにガラス戸を開けると 壁際の棚にも色々商品が並んでいて そこが雑貨店だと言う事がわかりました。

カウンターに立っている女性に「明りに誘われてお邪魔してしまいました。」と告げると「車の通りが多い割になかなか人目につきにくいので、気づいてもらえて嬉しいです。」と言われました。葉山のメインストリートの1つである134号線のこの通りは 最近様々なお店が少しずつ増えてきているのですが この場所はカーブが少しかかった位置にあって ショーウィンドウ兼入り口である大きなガラス戸が通りに面していない為 一方の向きからしか気づかれにくいとのことでした。

いつ頃オープンしたのか尋ねると 昨年の12月に開いたそうですが・・まったく気付きませんでした。以前は選挙事務所などにも使われていた小屋を お友達などに協力してもらいながらご自身でコツコツ内装など手を加えて生活雑貨のお店「小禽(コトリ)」を造ったそうです。 私が最初に目に入った大きなガラス戸の木製枠が個性的な作りだったり お店奥のちょっとしたスペースの壁の色が他と違っていたりと 他にも店主さんの趣味が随所に見えて お店に込める気持ちが伝わりました。 扱っている商品も国内外から選んだ好きな作家さんの作品や 雑貨に器・衣料品にオーガニック食材などを揃えていてこだわりを感じました。そして店主さんも 元々アクセサリー作家さんだと言う事でした。

閉店間際にお邪魔したにも関わらず ひとつひとつ丁寧に商品を説明して下さいました。  色々見せていただいた中で私が選んだ商品は イギリス原産の蜂蜜マスタード。パッケージが面白いことと なんとも美味しそうな色をしたマスタードに食欲が沸き 迷わずレジへ持って行きました。 「もしかして食いしん坊ですか。」とちょっと笑って聞かれたので「その通り 食いしん坊です。」と答えると 私もですよと二人で笑い合いました。 一日の終わりに楽しくお話できて嬉しかったですと言っていただき 私もとても心地良くお買い物ができました。

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こういった小さいけれど楽しい商品が並ぶお店が葉山に増えてきています。少しずつですが これからもご紹介していきたいと思います。

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【2】 家づくり雑記帖 「 電気のトラブル対応 」

こんにちは設計の田中です。
今月の松匠創美は、リフォームと新築の引き渡しがあります。
今日は、引き渡しの際にクライアントに説明させて頂く内容について、ご案内したいと思います。

引き渡しの際にクライアントに説明させて頂いている内容は、各機器類の使い方と説明書について、お手入れ方法や注意事項、電気、水道、ガスの注意点等がありますが、1回目の今日は、新しく取り付けた分電盤のブレーカーが落ちた場合の対処方法についてご案内します。

電気の場合、一か所のコンセントにつないだ電化製品を同時使用した場合や、万が一漏電した場合に、安全装置が働いて分電盤の中のブレーカーが落ちるようになっています。
東京電力の場合、分電盤の中には、「契約電力が表示された大きいブレーカー」と「赤と黄のボタンが付いている大きいブレーカー(漏電ブレーカー)」と「小さいブレーカー(子ブレーカー)が数個から十数個」入っています。

使用電力の大きい電化製品を同時に使用した場合、子ブレーカーが落ちる事があります。子ブレーカーは使用電力が20アンペアまでと決まっている為です。
分電盤の蓋を開けると、一つだけレバーの向きが違っている子ブレーカーがあります。そのレバーを他の子ブレーカーと同じ向きに入れると電流は復旧します。
同時使用が必要な場合は、家電製品を別のコンセントにつないで試してみて下さい。

一方、漏電があった場合は、赤と黄のボタンが付いている漏電ブレーカーが落ちます。この場合は、家の中の電気が全て切れてしまいます。
復旧の方法は、落ちている漏電ブレーカーをオンにする前に、一旦全ての子ブレーカーのレバーをオフにします。
オフにしましたら、漏電ブレーカーをオンにします。
次に、先ほどオフにした子ブレーカーを一つずつ順番にオンにしていきます。
どれかの子ブレーカーをオンにした時にまた漏電ブレーカーが落ちます。その時にオンにした子ブレーカーの電気回路が漏電をしているという事になります。
もう一度、最初の手順と同じ要領で全てをオフにし、漏電ブレーカーをオンにします。
漏電していた子ブレーカーのみオフのままで、その他を順番にオンにします。
漏電していた電気回路以外が復旧しましたら、電気工事店や工務店に連絡して下さい。

復旧の方法を忘れた場合は、ひとまず電気工事店や工務店に電話してみて下さい。
電話をしますと、少しでも不便を減らそうとの思いで、同じ操作の説明を受けると思います。
慎重に捜査を行えば、どなたでも復旧できることと思います。

最後に、濡れた手での操作や貴金属が触れないように注意して下さい。

次回は、水道の緊急対応、ガスのマイコンメーターの復旧方法をご案内したいと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】 家づくりのことば

私(野上)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今の言葉は何だろう?」と思う建築用語がたくさんあります。なんとなく聞き覚えのある言葉や初めて耳にする言葉などをここで少し紹介したいとおもいます。

○ 引違い戸

今回は「引き戸」の種類の中の1つ「引違い戸」をご紹介します。

前回の「片引き戸」は、1枚の戸を1本の溝やレールにはめて左右にスライドさせ、開閉する方式でしたが、「引違い戸」は2本以上の溝やレールに、2枚またはそれ以上の戸をはめて左右にスライドさせて開閉します。戸を開けた状態は、2枚またはそれ以上が重なるように納まります。

実は私が今まで生活してきた家では、2本の溝に2枚の戸がそれぞれはめ込まれて開閉していたので、久保に「2本の溝に、2枚の戸がはまっているのが引違い戸ですよね。」と確認したところ、溝が3本で戸が3枚や、2本の溝に4枚の戸をはめて中心から左右に開く方式もあれば、4本の溝に4枚というパターンもあると、バリエーションが豊富なことを教えてくれました。 普段はなかなか目にしないかもしれませんが、旅館などの広間や、個人の別荘が公開されている所などに行くと、3本以上の溝が見られると思います。 そして、私は「溝が何本」と言っていますが、建築学用語では「筋(すじ)」と言うそうです。

「片引き戸」と「引違い戸」は、玄関や部屋の出入口、窓や戸棚の戸だったりと身近に目にしていましたが、もう1つ「引込み戸」という戸があると教わりました。 私は「引込み戸」を知りませんでした・・記憶にないだけかも?しれないのですが。次回はその「引込み戸」を紹介したいと思います。

○ 引違い戸 = 2枚の障子を2筋以上の溝又はレールにより動かす建具の開閉方式。 (建築学用語辞典 岩波書店)

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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆

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