今日も引き続き浦賀ドックについてです。

昨日は「ドックはメンテナンスをするところです。」と書きましたが

実は次第にドックでも造船をするようになり

そのスタイルも壁が垂直に切り立ったものに変わるそうです。

2010_0515CY

浦賀にはこの造船用のドックも残っています。

他にも、造船のための工場が当時のまま保存されていて

その工場内も見せていただくことができました。

2010_0515BU

大空間なのですが、窓の工夫によって、

たいへん明るい空間になっています。

これなら細かい作業も大丈夫そうです。

2010_0515BV

屋根を見上げてみますと天窓の角度が変えてあったり

大小があったりと細かい工夫が見て取れます。

2010_0515BR

壁面の窓にも、明かりを取り入れるために

一部突出して光を反射させる工夫がみられます。

IMGP2145

現在のように照明でどの様にでも出来るわけではなかったことで、

このように複雑で、美しい建物が生まれたことを思うと

少々不便であることは、

いいエネルギーになるということを実感しました。

天窓好きとしては、とても楽しい見学でした。