今日も引き続き浦賀ドックについてです。
昨日は「ドックはメンテナンスをするところです。」と書きましたが
実は次第にドックでも造船をするようになり
そのスタイルも壁が垂直に切り立ったものに変わるそうです。
浦賀にはこの造船用のドックも残っています。
他にも、造船のための工場が当時のまま保存されていて
その工場内も見せていただくことができました。
大空間なのですが、窓の工夫によって、
たいへん明るい空間になっています。
これなら細かい作業も大丈夫そうです。
屋根を見上げてみますと天窓の角度が変えてあったり
大小があったりと細かい工夫が見て取れます。
壁面の窓にも、明かりを取り入れるために
一部突出して光を反射させる工夫がみられます。
現在のように照明でどの様にでも出来るわけではなかったことで、
このように複雑で、美しい建物が生まれたことを思うと
少々不便であることは、
いいエネルギーになるということを実感しました。
天窓好きとしては、とても楽しい見学でした。