■ 第22号 ■
■□・・―――――――――――――――――2010年05月26日
木の家を知る・建てる・暮らす
――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――
□こんな感じに過ごしてます・・・
こんにちは 田村です。
前回もお話しました「葉山芸術祭」の最終日に行われた『ハンモック自転車と走ろう!』と言うイベントに参加してきました。
久留和海岸(横須賀市)近くにある「3Knot]さん主催で 「里山ハンモック」のみちやまさんと言う方が考案した 世界にたった1台しかないハンモックに変形するという自転車と一緒に走る サイクリングイベントです。
ハンモック自転車とはどんなものなのか!?
実際目にしたハンモック自転車は 折りたたみ自転車のような形をしていて 寝そべれるハンモックでは無かったので あまり驚きはありませんでした。変わったところと言えば サドルの部分がすでにハンモック(編み込み)になっていて お尻のフィット感が良さそうなことくらい。
サイクリングの途中で 寝そべれるほどの大きさに展開させて 試乗させてくれるということで まずは 10人ほどの参加者のみなさんと連れだって 佐島マリーナ(横須賀市)にあるという佐島バーガー屋「ライトハウス」さんで お昼を食べましょう と出発。
走り出してから数分して すれ違う人たち(特にちびっ子)が ハンモック自転車を見るなり「あれは何っ!!」と言う声が聞こえるようになりました。
「走る姿が面白いのかな?」と 思っているうちに佐島に到着。
(ちょこっと試乗会です↑)
「では ここでハンモックにトランスフォームさせます。」と 自転車のネジなどを外しにかかって 2~3分後には大人が寝そべれるくらいの大きさのハンモックが現れました!!
始め見たときとは打って変わって 思わず「ほほぉ~っ」と声が出てしまうほどの 変わりぶりです。
(ハンモックになりました↑)
その後 場所を「斉田浜」という小さな浜辺に移動して またまたハンモックに展開させ 一人ずつ寝そべらせてもらいました。
ここちよい海からの風に吹かれながら 少々不安定ではありましたが(笑)身体が浮いた状態での昼寝は 最高に気持ちの良い体験でした。
(好きな時に好きなところで♪↑)
最初はさほど驚かなかったことを “ごめんなさい”と思うほど この自転車が欲しくなってきて 口からは「温泉気分♪」と感想がでるほど 身体も心もほぐれました。
心身ともに癒された状態で お次は牧場のソフトクリームを食べに「関口牧場」へ。
美味しいとの口コミが広がって 行列ができるソフトクリームは 買うのに5分ほど待ちましたが さっぱりした甘さと新鮮なミルクが後味すっきりで男性にもお勧めです。
そしてイベントの最後の目的地は 葉山マリーナの敷地内にあるローカルFM局「湘南ビーチFM」(現在は池子に移転)。
人気DJ竹下由紀さんの番組を 電波ジャックしにいくということで 急いで葉山に向かいました。
先ほどまでのゆるいサイクリングが一変して ツールドなんちゃらみたいな状況に(笑)
汗だくになりながらも 初めてラジオの収録スタジオに入れてもらって かなり緊張しましたが 竹下さんが写してくれた集合写真には ゆる~い笑顔で写っていました。
これだけ走り込んだのだから きっと痩せたに違いないっ!と密かに期待していたのですが・・・それ以上に 食べたりのんびりしたりが長かったようです・・くくっ(涙)
――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――
こんにちは、田中です。
先日、浦賀造船所(神奈川県横須賀市)の見学会に久保と行って来ました。
浦賀造船所内にある浦賀ドッグは、近代化遺産と言われていてます。近代化遺産を残していくことは、とても良い試みだと思うので、今回はその話しを書こうと思います。
(ドッグとは、船の修理の為の場所です。詳しくは久保のブログで)
浦賀と言えば、ペリー艦隊が黒船でやってきたことで有名ですが、直後に国産初の洋式軍艦を建造した町という歴史もあります。
その後も造船によって、日本の近代化、戦後の高度経済成長期を支えてきましたが、平成15年に造船所は閉鎖。今でも民間企業が所有しています。
造船所の中には、日本で唯一、当時から珍しい煉瓦積み工法で造られた浦賀ドッグが取り壊されることもなく存在しています。
今、横須賀市は、この歴史の流れの一断面としての建造物を未来にどう活かして行こうか手探りで模索しています。
全国にも、こういった近代化をたどる過程の象徴物を文化庁や経済産業省によって遺産登録し、保護や広報、活用が模索されている例がいくつもあります。
浦賀ドッグも、近代化遺産としての保存、活用についてのシンポジウム音楽イベントや子供の体験学習などを実験的に開催し、価値を市民に理解してもらい、継続的に活用する方法を考えています。
実際にドッグや工場内を見学すると、人力だけで船を引っ張る難しさや、ドッグ内に水を満たすことで自然に開く水門の仕組み。技術や機械に合わせて変わっていく造船の方法を知ることができます。
そこには、つい数十年前まで、なんでも人の手によって行われていたことや、技術や知恵で溢れていたことなど、忘れていたことを思い出させてくれる空間があります。
そう思うと、機械音に負けない作業員たちの危険や安全を確認しあう声や、力を合わせる掛け声までが聞こえて来る気がします。
横須賀市の職員の方も、こういった生の空気感を利用した、生きた博物館という方向性が見えてきたと話してくれました。
設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方」
浦賀ドッグについては松匠創美のブログでも紹介しています。
https://hayama-ie.jp/blog/archives/4760
――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――
□家づくりのことば・・
私(田村)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」と思う建築用語が たくさんあります。
なんとなく聞き覚えのある言葉や 初めて耳にする言葉などをここで少し紹介したいとおもいます。
○共同住宅
先日 親戚が暮らしていた築50年ほどの鉄筋コンクリートの都営住宅が老朽化に伴い 新しく建て替えを済ませたということで 見学ついでに遊びに行って来ました。
外見も内容も最新のマンションに生まれ変わっていて 驚くやら感心するやらで 親から写真を撮ってくるよう頼まれていたことを すっかり忘れて帰って来てしまっていました。
そこで ネットに写真が出ているんじゃないかと探したところ 建設した会社さんのホームページを見つけました。そこには 写真の他に 建て替についての解説文章も載っていて 建て替え前の様子などが詳しく書かれていました。
以前の建て物は 同潤会アパートのような「ベージュ色したコンクリートの4階建て」という外見で 私の中ではここも同じ「○○アパート」と言うんだろうなと思っていました。
ところが 標題には「○○住宅マンション建替計画」となっていて「~56世帯が住む共同住宅」とも書かれてありました。
アパートだと思っていた建物がマンションだったと言うことと アパートと呼ばれる建物だけが「共同住宅」と言いうんだと何故だか雰囲気でそう思っていたので・・・
「あれれ・・共同住宅は アパートだけじゃなくマンションのこともそう言うの?」と 疑問が起きました。
このモヤモヤを解決しようと 久保に教えてもらうことにしました。
すると 建築基準法上 住宅は「一戸建て」「共同住宅」「長屋」の3つに分けられるそうで アパートもマンションもどちらも「共同住宅」と言うのだそうです。
今までは 一戸建てとアパートとマンションはそれぞれ別に分類されているものだと思っていたので アパートもマンションも同じ括りだとは ちょっと驚きました。
さらに建て物は 一戸建て・アパート・マンションと 3つくらいなんじゃないの・・・となぜか分類して この歳まで過ごしてきちゃった自分にも だいぶ驚いてしまったのでした・・(笑)
○共同住宅(きょうどうじゅうたく)
=1つの建物の中に、2つ以上の住居があり、エントランスや廊下・階段などの施設を共用している建物 のこと。 アパート・マンションなどを言う。
――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――
☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい
有限会社 松匠創美
https://hayama-ie.jp
▲身近な写真と共にブログ更新中
〒240-0112 神奈川県三浦群葉山町堀内785-4
Copyright (C) 2009 松匠創美 All rights reserved.