今月最初の日曜日に出掛けた、地域活性化フォーラム
「森林が支える、いのちと暮らし」が行われましたは、
東京農業大学世田谷キャンパス内の横井講堂でした。
この横井講堂は、2013年11月に竣工したアカデミアセンター
地下1階にあります。
講演会の中で、東京農業大学地域環境科学部教授の
宮林茂幸先生がこの講堂のご自慢を話されていましたので、
今日は、この時のお話をご紹介したいと思います。
先ずは、地下2階地上9階建てのビルですが、
庇を深く出し日差しをコントロールできるようにしたとのこと。
確かに特徴的な外観をしています。
ホワイエの壁は、地層を表現しているとのこと。
斜めから見ますと立体的に塗り上げているのがわかります。
相当な手間暇がかかっているものと想像致します。
ホールの内部には歌舞伎座と同じ、丹沢のヒノキ柱が
72本使われており、すべて無垢材とのこと。
あまりの美しさに思わず撫でさせていただきました。
そして、宮林先生のお話で印象に残ったのは、
森林も少子高齢化しており、薪として使っていた時は、
20年くらいで伐採していたけれど、今では、
森林面積は変わっていないのに木々は太りメタボ状態で
18億立方メートルから49億立方メートルへと増え、
循環は滞り、高齢化した山では新たな植林が行われず、
将来的には、森が失われる可能性も考えられるとのこと。
森が死ねば、海も死にます。
山を守ることで、都市に住む人々の命を守ることになる。
木を使い切ることの大切さを忘れずに
家づくりを行っていきたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。