9月18日に日本建築専門学校で開催されました
木造耐力壁ジャパンカップ決勝トーナメントでは、
優勝チームの耐力壁には、最後に単体加力ができる
権利が与えられます。今日はその様子をご紹介いたします。
トーナメント優勝をしたのは、
㈱ポラス暮らし科学研究所チームの壁『SHINMEI』です。
ここまでに既に4回、戦っていますので、
どこまで記録を伸ばせるのか、楽しみです。
結果は、最大変位376ミリ、最大荷重50.35KN
(約5t※1KN=0.102t )でした。
記録更新とはなりませんでしたが、素晴らしい記録です。
376ミリと大きく変位可能な柔軟でしなやかな壁は、
部材が脆性的な破壊をすることなくバランスが良く壊れ、
たいへん高い耐震評点を上げることになりました。
これまでの経験をぎゅっと凝縮し
耐力壁ジャパンカップを総括するような壁は、
斜材と貫のバランスがほど良く、
二重梁や二重土台との組み方も上手く、
絶妙な壁に仕上がっていました。
足元はロングビスと金輪で固めていましたので、
解体へは、それなりの覚悟と気合で臨んでおられましたが、
やはり相当な時間を要していました。
大会の最後を飾るにふさわし素晴らしい壁でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございまた。