今日は9月18日に日本建築専門学校で開催されました
木造耐力壁ジャパンカップ決勝トーナメントの
いよいよ決勝戦の戦いをご紹介いたします。
決勝の対戦は、順当に予選1位対2位の戦いとなりました。
写真左、予選2位通過の壁 『SHINMEI』 は、
この大会、最多トーナメント優勝を果たしている
㈱ポラス暮らし科学研究所チームです。
一方の写真右、予選1位通過の壁 『メケメケ』 は、
この大会が始まるきっかけをつくり、育てて来られた
東京大学大学院 教授の稲山正弘先生率いる
東京木場製材協同組合、株式会社シネジック、
東京大学木質材料学研究室による連合チームになります。
どちらもこの大会の勘所を知り尽くした2チームによる
最後の戦いはどちらが制するのか、楽しみです。
結果は、写真では分かりにくいのですが、
どちらも破壊には至らず、変位のより少なかった
『SHINMEI』がトーナメント優勝を飾りました。
応援に熱が入る学生さんたちだったのですが・・・。
斜材は積み上げるように組み上げられています。
裏から見ますとその組み方の複雑さが分かります。
本当に綿密に計算されつくした壁なのですが、
『SHINMEI』に対し、材料密度が高い分、
どうしても固さが出てしまったような気がします。
脆性的な破壊は起こらないようになっていますが、
小さな破壊の積み重ねにより脆弱化し、
結果、変位が大きくなってしまったのではないでしょうか。
先行した『メケメケ』でしたが、僅差で敗れました。
激戦の様子は見所満載で、楽しめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明日からは3連休、お天気に恵まれますように
良い連休をお過ごし下さい。