先週末は、地震津波被害・耐震診断・耐震補強の講習会
第1回「福井地震までの地震被害」を受講してきました。
この講座2013年にも受講した講座なので、
第1回につきましては、前回と同じ内容なのですが、
熊本地震の被害について聞ける回もあるようですので、
知識を深め更新出来ればと思い参加しています。
では、今回までの区切りとなっている福井地震と言うのは、
どのような地震であったか、1948年6月28日に発生した
マグニチュード7.1の都市直下型地震です。
震源が浅く、広範囲で強い揺れが生じたため被害も甚大で、
犠牲者数は、関東大震災、阪神・淡路大震災に次ぐ
多さとのことで、この地震をきっかけに
気象庁は震度階級に7を設け、建築基準法では、
壁量計算の基準が設けられた、要となる地震でした。
関東大震災については語られることが多いですが、
福井地震については、あまり伝えられていない気がします。
古くを遡りますと『日本書紀』に記載されている
684年の地震および伊豆諸島噴火の記録「白鳳地震」や
史書『日本三代実録』に記載のある869年の三陸沖地震
「貞鑑(じょうがん)地震」などがありますが、
「ある者は地割れに飲み込まれた」などと言った記述もあり、
どこまで事実が記されているのか判断しかねる部分も多く、
伝承の域を超えません。
1800年代後半頃からは、写真やスケッチによって、
地震被害の様子が残され始めるようですが、
この頃になってもまだまだ、過去の地震被害から
多くを学んだとは言い難い状況だったと知りました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。