10月1日から開催されていました企画展
『孤高の画家 熊谷守一と朝井閑右衛門展』
招待状をいただき、ずっと見に行きたいと思っていたのですが、
会期が今週末に迫り、慌ててお休みをいただき
本日出掛けてきました。
銀座にある日動画廊創業者の長谷川仁・林子夫妻の
金婚式を記念し長谷川家のゆかりの地、笠間に創設されました。
日本を代表する画商の系列美術館と言うこともあり、
所蔵品は3千点を超え、親交のある画家たちから譲り受けた
パレット340点余りは、世界に例のない貴重なコレクションで、
パレットが壁一面に展示されたパレット館は圧巻でした。
また、企画展の熊谷守一、朝井閑右衛門は、
ともに相当な自由人であり、
熊谷は「守一様式」、朝井は「閑右衛門様式」と
独自の世界を切り拓いた二人です。
特に朝井閑右衛門の作品は多くを横須賀美術館で
所蔵しているのですが、今回展示のあった『牡丹』は
個人所有のため中々見ることができない作品ですので、
この素晴らしい作品を観ることができたことは、しあわせでした。
「鴨居玲の部屋」には、鴨居玲の没後アトリエに残されていた
未完の作品やデッサン帳、大切にしていたアンティーク家具、
身の回りの愛用品などが展示されていて、その中に立つことで
画家の狂気に少しだけ触れられたような気がしました。
終わりかけでしたが、庭園の紅葉もきれいでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。