早いもので明日から12月です。そこで今日は、
11月の内に秋の夜長に女性ボーカル その3ということで、
フランス人ボーカリスト ZAZ(ザーズ)の公演のことです。
公演が行われたのは、パリで起こったテロ事件直後、
少しの不安と心配な気持ちで会場へと向かいました。
その内容は圧巻で、不安や心配は取り越し苦労でした。
ZAZの力強く魅力的なボーカルは言うまでもなく、
サポートバンドも素晴らしく、特にギターが好みの音で、
本当に質の高い、良質な音楽を聞くことができました。
ウッドベースにピアノはグランドピアノで、
そこへ日本人ホーンが加わり、ビックバンドのような編成あり、
天才バンドの奇妙礼太郎さんとアコースティックでデュエットあり、
堪能させていただきました。
途中、着替えて黒いスーツでステージへ出てきたZAZは、
キャンドルに火を灯し、日本語で「パリへの灯火」といい、
会場全体も共に祈りを捧げました。
当然のことなのですが、ZAZはフランス語で話しをするため、
その内容への会場の反応は、英語の時のような訳にはいかず、
決して理解できているとは言えない雰囲気でしたが、
それでも、双方の思いは通じているような、
そんな空気が感じられる、いい公演でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。