週末は、アリシア&ネストル フラメンコ舞踊団による
『情熱のフラメンコ!2014』公演を観に行ってきました。
バイレ(踊り)・カンテ(歌)・トケ(ギター)の総勢5名の舞踊団は
タブラオの雰囲気そのままに、熱く、魅せてくれました。
以前も書きましたが、フラメンコは、
男性ダンサーがとても素敵に見える踊りだと思っています。
今回の男性ダンサー、ネストル・スパダさんもその立ち姿は、
決してモデルさんのようではなく、いたって普通なのですが、
ひとたび踊りだすと、その立ち姿は、
まるで闘牛士の如く決まっていて、
サパテアード(足を踏み鳴らす動き)での
ぶれない力強さも見応えタップリでした。
ご一緒してくださった方も、その変貌ぶりに驚かれていました。
そしてもう一つ、この舞踊団が小人数が故に判った事があります。
それは、フラメンコで大切なものはコンパス(リズム)なのですが
正確に刻まれるコンパスの枠の中での溜めや揺らぎによって、
それが味わいとなり、深みを出すのだと言うこと。
今回の公演は観て、とても勉強になりました。