先週も少し触れましたが、葉山辺りの冬は、
とても乾燥していて、子供のころはこの季節になると、
寒い中「火の用心」の夜回りが行われていました。
その位、空気が乾燥していますので、
木造の住宅の室内でも、
柱、梁、床材に含まれている水分は放出され、
室内に置かれている植木鉢の土はどんどん乾燥してしまいます。
そこで、少し室内に潤いを与えたいと思いまして、
今年の冬から使い始めましたのが加湿器です。
とは言いましても、こちらの加湿器は電気を必要としません。
ヒノキでできたヨットをデザインした『 マスト 』 と言う加湿器です。
昨シーズン、NHKおはよう日本の「まちかど情報室」で
紹介されていてデザインが気に入り注文したものです。
しかし、製作に時間が掛る上に注文が殺到したのでしょう、
手元に届いた頃には季節が移り、夏になっていました。
そこで、今季初登場となりました。
下の枡の部分にお水を入れておくとヒノキの帆の部分が
水分を吸い上げ、空気中に水分を放出する仕組みです。
朝に水を満たしておきますと夕方には蒸発していますので、
夜にもう一度補給して寝るとちょうど良いようです。
昨晩は雨が降り、町が潤い、しっとりとした葉山です。