1日の日曜日は、ゆうぽうとホールで行われた
シルヴィ・ギエム&アクラム・カーンの
『聖なる怪物たち』の公演を観に行ってきました。
久しぶりのシルヴィ・ギエムでしたが、
彼女のその美しい肢体は歳を重ねて衰えるどころか
より一層磨かれ、それは正に感動的なレベルでした。
そして、その圧倒的な存在感の大きさと、
一方で時折見せる少女のような愛らしさにも
大いに魅了されました。
また、お相手のアクラム・カーンのダンスは今回が初めてでした。
残念ながら私は見ることができなかったのですが、
ロンドンオリンピックの開会式で50人のダンサーたちと
踊っていたのをご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どちらかというとコンテンポラリーは苦手なのですが、
お二人のダンスは、コンテンポラリーでありながら、
根っこには、クラシックバレエやインド舞踊の伝統が
脈々と流れていることが感じられて、違和感なく観ることができました。
75分と短い演目ですが、『聖なる怪物たち』の競演は
濃密で驚異的なものでした。